介護保険サービスを利用していると、ご本人の状態変化や認定の有効期間満了などにより、サービス内容の見直しが必要になることがあります。「状態が変わったのに同じサービスのままでいいのか」「もっと利用できるサービスがあるのではないか」と感じたら、見直しのタイミングです。
見直しには大きく3つのケースがあります。心身の状態が大きく変化した場合の「区分変更申請」、認定の有効期間満了や定期的な「ケアプラン見直し」、そして現在の要介護度の範囲内で「サービスの追加・変更を検討する」ケースです。区分変更申請では、市区町村に申請し、認定調査と審査判定を経て新しい要介護度が決定されます。結果が出るまでは原則30日以内ですが、地域によってはさらに日数がかかる場合もあります。
支給限度額や利用できるサービスの種類は要介護度によって異なり、自治体ごとに独自のサービスがある場合もあります。詳細はお住まいの市区町村の介護保険窓口またはケアマネジャーにご確認ください。List Withでチェックリストを家族と共有すれば、離れて暮らすご家族とも見直しの進捗をリアルタイムで確認し合えます。
家族と共有して見直しを進める
本人の現在の状態を整理する
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日常生活でできること・できなくなったこと・困っていることを具体的に書き出しましょう。見直しの根拠になります
要介護認定の有効期間を確認する
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介護保険被保険者証に記載されています。有効期間満了の60日前から更新申請ができます
現在利用中のサービス内容と利用状況を確認する
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サービスの種類・頻度・満足度を整理し、過不足がないか確認しましょう
ケアマネジャーにケアプラン見直しを依頼する
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定期的な見直しはケアマネジャーの業務ですが、気になる点があれば積極的に相談しましょう
サービス担当者会議に参加する
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ケアマネジャー・サービス事業所・本人・家族が集まり、ケアプランの内容を確認・調整する会議です
要介護度ごとの支給限度額を確認する
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要介護度に応じて月々の支給限度額が設定されています。限度額の範囲内で自己負担は1割〜3割、超過分は全額自己負担になります
新しいケアプランの内容を確認・同意する
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見直し後のケアプランについて、サービスの種類・頻度・事業所・費用をしっかり確認してから同意しましょう
成年後見制度の利用を検討する
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認知機能の低下により本人が契約やサービス選択の判断が難しい場合、成年後見制度の利用を検討しましょう。地域包括支援センターや家庭裁判所に相談できます
福祉用具の見直しを検討する
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状態の変化に合わせて車いす・歩行器・介護ベッドなどの福祉用具も見直しましょう。介護保険でレンタルや購入の補助が受けられます
見直し後の自己負担額を試算する
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サービスの追加や介護度の変更により自己負担額が変わります。ケアマネジャーに費用の見積もりを依頼しましょう
高額介護サービス費制度を確認する
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月々の自己負担額が所得区分に応じた上限を超えた場合、超過分が払い戻される制度です。お住まいの市区町村に確認してください
自治体独自の介護サービス・助成を確認する
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配食サービス、移送サービス、紙おむつ支給など、市区町村独自の支援がある場合があります
見直しの状況を家族と共有する
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見直しの理由や進捗を家族で共有し、方針を確認しましょう。List Withでリストを共有すれば、離れた家族とも対応状況を確認できます
介護負担の変化について家族で話し合う
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サービス見直しに合わせて、家族の役割分担も再検討しましょう。主介護者の負担が偏っていないか確認が大切です
区分変更申請・ケアプラン定期見直し・サービス追加検討から目的を選びます
目的に応じた手続き・準備事項を確認します
チェックリストを家族と共有して対応を分担します
ケアマネジャーと連携しながら、項目を順番に進めます
心身の状態が大きく変化したとき(病気やけがで介護の度合いが増した、認知症が進行したなど)に検討します。区分変更申請は有効期間内であってもいつでも行えます。ただし、安易に申請するのではなく、まずケアマネジャーに相談し、現在の介護度で工夫できる点がないか確認することが大切です。
原則30日以内に結果が通知されますが、地域や時期によってはさらに日数がかかる場合もあります。結果が出るまでの間は暫定ケアプランでサービスを利用できますので、ケアマネジャーに相談してください。なお、区分変更認定の有効期間は原則6ヵ月(最長12ヵ月)で、更新認定より短い点にご注意ください。
認定調査では、調査員が自宅を訪問し74項目の基本調査を行います。本人が調査員の前で普段より元気にふるまってしまうことがあるため、日頃の様子を知る家族が同席して補足説明することが重要です。普段困っている場面や介助が必要な動作を具体的にメモしておくと、調査員に正確に伝えられます。
要介護度に応じて月々の支給限度額が変わります。介護度が高くなると支給限度額が増え、利用できるサービスの量が増えます。ただし、介護度によって単位数が変わるサービスもあるため、介護度が上がっても必ずしもサービス量を増やせるとは限りません。具体的な影響はケアマネジャーに試算を依頼しましょう。
ケアマネジャーは定期的にモニタリングを行い、必要に応じてケアプランの見直しを提案します。認定の更新時期(有効期間満了前)は見直しの自然なタイミングです。また、状態の変化やサービスへの不満があれば、時期に関わらずケアマネジャーに相談しましょう。
介護保険サービスの自己負担は所得に応じて1割〜3割です。支給限度額の範囲内であれば、この割合で追加分の費用が発生します。限度額を超えた場合は超過分が全額自己負担になります。月々の自己負担が上限を超えた場合は高額介護サービス費制度で払い戻しを受けられます。具体的な費用はケアマネジャーに見積もりを依頼しましょう。
区分変更・ケアプラン見直し・サービス追加の3つの目的から選ぶだけで、必要な手続きが表示されます。見落としがちな準備も漏れなく確認できます。
チェックリストを家族と共有すれば、離れて暮らすご家族とも見直しの進捗をリアルタイムで確認。ケアマネジャーへの相談内容を家族間で事前に整理できます。
市区町村の窓口やケアマネジャーとの面談時にも、スマホでリストを確認。完了した項目はその場でチェックして進捗を管理できます。