透き通った樹脂の中にドライフラワーやラメを閉じ込めた、光り輝くアクセサリー。レジンアートはSNSで圧倒的な映え力を誇り、若い世代を中心に急速に広まっているハンドメイド趣味です。ところが、「レジンアートを始めたい」と思ってもUVレジンとエポキシレジンの違いがよくわからず、何を揃えればいいか迷う方がほとんどです。素材選びを間違えると思い通りの作品が作れないため、まずは2種類の特徴を押さえておきましょう。
UVレジンは1液タイプで、UVライト(または太陽光)を当てるだけで2〜5分で硬化します。少量の作品やアクセサリーパーツ向けで、初心者が手軽に始めやすいのが特徴です。一方、エポキシレジンは主剤と硬化剤を正確な比率(多くは2:1または1:1)で混合し、24〜72時間かけて自然硬化させます。透明度が高く、厚みのある大型作品(アートパネル・テーブルトップ・ウェーブアート)に向いています。ただし、エポキシは揮発する化学物質を含むため、必ず換気を十分に行い、ニトリル手袋とマスクを着用して作業することが重要です。
List With でリストを作成すれば、ハンドメイド仲間と「このモールドが使いやすい」「おすすめの着色剤は?」といった情報をリストごと共有できます。UVレジンからスタートしてエポキシへとステップアップするときの材料リスト管理にも役立ちます。
UV・エポキシを選んで必要なものを確認
UVレジン液
1本
紫外線で硬化する1液タイプの樹脂。ハード・ソフト・クリアなど用途別に種類がある。気泡が入りにくい高粘度タイプが初心者におすすめ
星の雫・PADICO など国産品は品質が安定している。25g〜50gのボトルから始めるとよい
UVライト(UV-LEDランプ)
1
UVレジンを硬化させるランプ。36W以上のLEDタイプなら2〜3分で完全硬化。太陽光は天候に左右され10〜30分かかるため非効率
ジェルネイル用のランプを兼用できる。タイマー付きが使いやすい
計量カップ・シリコンカップ
3個
レジンの計量・混合に使用。シリコン製カップは硬化後のレジンを剥がして繰り返し使える。紙コップは吸収して使いにくい
調色スティック(シリコンスパチュラ)
5本
レジン液と着色剤を混ぜたり、モールドに流し込む際に使う。シリコン製はレジンが固まっても剥がしやすく繰り返し使える
ヒートガン・エンボスヒーター
1
レジン表面の気泡を消すために使う。表面を短時間温めると気泡が浮き上がって消える。エポキシの混合後にも活用できる
ライターの炎でも代用できるが、ヒートガンの方が安全で均一に熱を当てられる
つまようじ・竹串
20本
封入パーツをモールド内で位置調整したり、気泡を破るのに使う。使い捨てで衛生的
シリコンモールド(アクセサリー用)
1セット
レジンを流し込む型。丸・雫・四角・星など形状が豊富。シリコン製は硬化後の取り出しが簡単で、繰り返し使える
初心者は小さめのセット(丸・雫・長方形など基本形状)から始めるのがおすすめ
離型剤(モールドリリース)
1
シリコン以外の型(木型・プラ型)に塗ることで、硬化後のレジンを取り出しやすくする
ドライフラワー・プリザーブドフラワー
1セット
レジンの中に閉じ込める定番の封入素材。小さく分けて使うと配置しやすい。水分が残っているとレジンが白濁するため乾燥度を確認する
かすみ草・千日紅・ラベンダーなどが定番。100円ショップでも入手できる
ラメ・グリッター・箔
1セット
レジンにキラキラ感を加える定番素材。粗さによって表情が変わる。金箔・銀箔はパール調の高級感を出せる
レジン用着色剤(液体顔料・パウダー)
1セット
レジンを着色する。液体タイプは1〜2滴で発色し透明感が出る。パウダーはパール・マーブル表現が可能。入れすぎると硬化不良になるため注意
UVレジン用とエポキシ用では適性が異なる製品もある。共用できる着色剤を選ぶと便利
封入パーツ(シール・チャーム・貝殻等)
1セット
クリアシール・ホログラムシート・ミニチャーム・天然貝殻など、デザインを彩る封入素材。100円ショップやネイルコーナーで豊富に手に入る
アクセサリー金具(ピアス・イヤリング・ネックレス金属)
1セット
完成したレジンパーツをアクセサリーに仕立てる金具。金属アレルギーの方はサージカルステンレス・チタン製を選ぶ
丸カン・Cカン・ヒートン・9ピンなどの接続金具もセットで揃えると作業しやすい
丸カン・Tピン・9ピン
1セット
レジンパーツをチャームにしたりチェーンに接続したりするための基本金具。平ヤットコ・丸ヤットコと合わせて使う
平ヤットコ・丸ヤットコ・ニッパー
1セット
丸カンの開閉やピンを丸めるハンドメイドの基本工具3本セット。アクセサリー作りに欠かせない
紙やすり(#400〜#2000)
1セット
硬化後のレジンのバリや表面の凸凹を整える。#400で粗削り→#800→#2000で磨くと透明感が出る
水研ぎ用(耐水ペーパー)を使うと目詰まりしにくい
コーティング剤・トップコート
1
完成したレジン作品をコーティングして傷・黄変・汚れから保護する。表面にツヤを出す効果もある
ニトリル手袋
20枚
レジン液は皮膚に触れると感作(アレルギー化)する可能性がある。ラテックスではなくニトリル製がレジンに対してより安全
使い捨てで作業のたびに交換すること。100枚入りのボックスタイプが経済的
防毒マスク・防塵マスク
1
エポキシレジンは硬化中に有機溶剤を揮発させる。換気しながら防毒マスクを着用することが推奨される。UVレジンも長時間作業時は着用を
エポキシには活性炭フィルター付き防毒マスクを使用。市販の不織布マスクでは不十分
保護メガネ
1
UVライト使用時の紫外線から目を守る。レジン液が跳ねた際の目の保護にも。UVカット機能付きのものを選ぶ
作業シート(シリコンマット・クッキングシート)
1
机にレジンが付くのを防ぐ下敷き。シリコンマットはレジンが硬化しても剥がしやすい。クッキングシートで代用可能
材料収納ケース
1
封入パーツやラメ・着色剤を種類ごとに整理。仕切り付きのクリアケースが中身を確認しやすく便利
UVレジン(手軽・小物向け)かエポキシレジン(大型作品向け)を選びます
選んだタイプに合った必要な道具・材料を確認します
「このリストで準備を始める」ボタンでリストを作成します
ニトリル手袋・マスク・換気対策を最初に準備してから制作を開始しましょう
初心者にはUVレジンをおすすめします。1液タイプで混合不要、UVライトに当てるだけで2〜5分で硬化するため手軽です。エポキシは透明度が高く大型作品に向いていますが、主剤と硬化剤を正確な比率で混合する必要があり、硬化に24〜72時間かかります。アクセサリーやキーホルダー作りから始めるならUVレジン、アートパネルやウェーブアートに挑戦したいならエポキシという使い分けが基本です。
UVレジンならば、UVレジン液・UVライト・シリコンモールド・シリコンカップ・調色スティック・ニトリル手袋の6点が最低限です。これにドライフラワーやラメを加えると作品の幅が広がります。スターターセットが2,000〜4,000円程度で販売されており、初めての場合はセット購入がコストを抑えられます。
ヒートガン(またはエンボスヒーター)でレジン表面を短時間温めると、気泡が浮き上がって消えます。つまようじで刺して破く方法も有効です。根本的な対策としては、レジン液をゆっくり注ぐ・使用前に40℃程度のお湯で湯煎して粘度を下げる・シリコンカップで混ぜる際にゆっくり静かに行うことが気泡を減らすコツです。
エポキシレジンは硬化前の状態で皮膚感作(アレルギーの原因)になる可能性があります。必ずニトリル手袋・活性炭フィルター付き防毒マスクを着用し、窓を開けて十分に換気した環境で作業してください。皮膚に付いた場合はすぐに石鹸と水で洗い流します。子どもや妊娠中の方は特に換気と手袋の徹底を。
UVレジンは紫外線に長時間さらされると黄変しやすい性質があります。完成後はコーティング剤でトップコートを塗り、直射日光の当たらない場所に保管することで進行を遅らせられます。エポキシも同様ですが、UVカット処方(ノンイエローイングタイプ)の製品を選ぶことで黄変しにくくなります。ArtResinなどの高品質エポキシは黄変耐性が高いとされています。
水分が残ったドライフラワーをレジンに入れると、硬化後に白濁したり気泡が大量に発生したりします。シリカゲルで十分に乾燥させたドライフラワーを使い、念のため事前にUVレジンを薄く塗ってコーティングしてから封入すると白濁を防げます。プリザーブドフラワーもグリセリンが含まれているため同様の下処理が必要です。
UVレジンとエポキシレジンでは必要な道具・手順が大きく異なります。タイプを選ぶだけで、無駄なく揃えるべきアイテムが表示されます。
ドライフラワー・ラメ・着色剤などの表現素材から、ニトリル手袋・マスクといった安全グッズまでカテゴリ別に整理。初心者が見落としがちな安全対策アイテムも確認できます。
「このモールドが使いやすかった」「おすすめの着色剤は?」といった情報をリストにコメントしながら仲間と共有できます。UVからエポキシへのステップアップ時の材料管理にも。