賃貸物件の入居時・退去時の状態確認は、敷金の返還トラブルを防ぐために非常に重要です。入居時に傷や汚れを写真付きで記録しておけば、退去時に「元からあった傷」と証明できます。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、経年劣化や通常使用による損耗は原則として貸主負担とされています。
このチェックリストでは、壁・床・水回り・設備など場所ごとに確認すべきポイントを整理。同居者やパートナーと一緒にチェックすれば、一人では気づかない傷や不具合も見逃しにくくなります。
入居時は鍵の受け渡し後すぐ、荷物を入れる前に確認するのがベストです。退去時は荷物をすべて運び出した後、引き渡し前に確認しましょう。
入居・退去を選んで確認項目をチェック
壁の傷・へこみ
1
画鋲跡、家具による傷がないか確認
壁紙の汚れ・シミ
1
タバコのヤニ、カビ跡などをチェック
壁紙のはがれ・浮き
1
天井のシミ・変色
1
雨漏りの形跡がないか確認
床の傷・へこみ
1
家具の跡やひっかき傷がないか確認
床の汚れ・変色
1
床のきしみ・浮き
1
歩いたときに異音がしないか確認
キッチン水栓の動作・水漏れ
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浴室の排水・換気扇
1
排水の流れと換気扇の動作を確認
トイレの水流・水漏れ
1
浴室のコーキング(シーリング)
1
カビや劣化による隙間がないか確認
洗面台の状態
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ひび割れ、水漏れがないか確認
ドア・引き戸の開閉
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スムーズに開閉するか、きしみがないか
窓の開閉・鍵
1
全ての窓が正常に開閉し、鍵がかかるか確認
コンセント・スイッチの動作
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全箇所で通電するか確認
インターホンの動作
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火災報知器の有無
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設置義務があるため、有無を確認
傷・汚れの写真撮影
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日付入りの写真を撮って証拠を残す
鍵の本数確認
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受け取った鍵の本数を記録
電気・ガス・水道のメーター確認
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入居時の数値を記録しておく
管理会社への不具合報告
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入居時に見つけた不具合は速やかに報告
入居時チェックか退去時チェックかを選びます
壁・床・水回りなど、場所ごとにチェックします
傷や汚れを見つけたら写真を撮って記録します
入居時は不具合を報告、退去時は立ち会い確認します
鍵の受け渡し後、荷物を搬入する前がベストです。家具を置いてしまうと壁や床の状態を確認しづらくなります。チェック結果は日付入りの写真とともに記録しましょう。
国土交通省のガイドラインでは、通常使用による経年劣化(日焼け、家具の設置跡など)は貸主負担、借主の故意・過失による損耗(タバコのヤニ、ペットの傷など)は借主負担とされています。
傷や汚れの近接写真と、その場所がわかる全体写真の2枚セットで撮りましょう。スマートフォンのカメラで日時が記録されるので十分です。
義務ではありませんが、立ち会いをすることで、その場で傷や汚れの責任を確認できます。トラブル防止のため、できる限り立ち会いましょう。
入居時のチェック結果は管理会社に書面やメールで共有しておくと、退去時の原状回復トラブル防止に非常に有効です。写真と一緒に日付を記録して送付し、受領確認を取っておきましょう。
同居者と一緒にリストを共有して確認すれば、一人では見落としがちな傷や不具合も発見できます。
入居時チェックと退去時チェックを切り替えるだけで、それぞれに必要な確認項目が表示されます。
入居時の記録をしっかり残すことで、退去時の原状回復トラブルを防止。適正な敷金返還につながります。