刺繍を始めてみたいけれど、何を揃えればいいかわからない——そんな初心者の方に向けて、ジャンル別に必要なものをまとめました。刺繍は大きく「フランス刺繍」と「クロスステッチ」の2種類に分かれ、使う布・針・糸の種類が異なります。フランス刺繍は平織りのリネンや綿布に刺繍糸で絵を描くように刺すスタイルで、ステッチの種類が豊富で自由度が高い分、初心者は「何から覚えるべきか」と迷いがちです。クロスステッチはアイーダと呼ばれる目が均一な布にX字(クロス)を並べて絵柄を描く手法で、カウントステッチの規則性があるため、むしろ初心者でも模様通りに刺せると人気があります。
道具選びで最初に決めるのは刺繍枠です。フランス刺繍には木製丸枠(直径10〜15cm)が標準的で、布をピンと張ることで刺しやすくなります。クロスステッチはQ型のプラスチックフレームやスクロールフレームを使う場合もありますが、入門段階では同じ丸枠で始められます。糸はどちらもDMC社・コスモ社の25番刺繍糸(6本縒り)が定番で、フランス刺繍は2〜3本取り、クロスステッチは布のカウント(14ct〜18ct)によって1〜2本取りが基本です。布はフランス刺繍にはリネンや綿ブロード(白・生成り)、クロスステッチには14カウントのアイーダ布が初心者向けです。
List With でチェックリストを作成すれば、刺繍教室のクラスメートや刺繍サークルの仲間と「このDMCの色が使いやすい」「この針が刺しやすい」といった情報をリストごと共有できます。お互いの材料を確認しながら購入の重複を防いだり、ワークショップ参加前の持ち物確認にも役立ちます。
刺繍ジャンルを選んで必要なものを確認
刺繍枠(丸枠・直径10〜15cm)
1個
布をピンと張ることで針が通しやすくなり、仕上がりが均一に。木製の丸枠はフランス刺繍の標準。直径10〜15cmが入門サイズとして扱いやすい
刺繍枠(丸枠・直径18〜21cm)
1個
大きな図案を刺す際に必要。布をフレームの中心に収めて刺せるため、全体のバランスを取りやすい。慣れてきたら揃えたい
刺繍針(クロスステッチ針・No.3〜5)
3本
フランス刺繍用は先が尖った細い針(No.3〜5)を使う。DMC25番糸2〜3本取りに対応。針穴が大きすぎると糸が緩むので、糸の本数に合わせてサイズを選ぶ
糸切りはさみ(先細タイプ)
1
刺繍糸を短く切ったり、糸始末で根元をカットする際に必要。先が細いものを選ぶと生地を傷つけずに精密な作業ができる
指ぬき
1
硬い布や厚い布地を刺す際に指を保護する。革製・金属製どちらでも可。慣れてくると手放せなくなる道具
糸通し器
1
針穴に糸を通すのが苦手な方の強い味方。1本取り〜6本取りまで対応できるタイプが使いやすい
リッパー(糸切りカッター)
1
刺し間違えた糸をきれいに取り除く道具。ハサミより素早く正確に糸を切ることができ、布地を傷めにくい
DMC 25番刺繍糸(基本色セット)
10かせ
世界標準のブランドで色数は500色以上。6本縒りで、フランス刺繍は2〜3本取り、クロスステッチは布のカウントに応じて1〜2本取りが基本。単色で10〜15色ほど揃えるとほとんどの図案に対応できる
コスモ刺繍糸(25番)
5かせ
日本製ブランドで国内での入手性が高く、色合いが柔らかで人気。DMCと互換性があるため、同じ図案で使い分けても問題ない
メタリック刺繍糸
2かせ
キラキラした光沢を表現できる特殊糸。クリスマスモチーフや花の雌しべ表現に効果的。普通の針では通しにくいため、専用のメタリック針と合わせて使う
糸巻き板・ボビン
1セット
かせ糸をほぐして巻き取り、色番号を書いておける整理ボード。糸が絡まずに取り出しやすくなる。100均のプラスチックボビンでも代用可能
リネン布・コットンブロード(白・生成り)
3枚
フランス刺繍の定番布地。平織りで針通りが良く、刺繍後の洗濯にも耐える。白・生成りが図案を写しやすく初心者向け。30×30cm 程度を数枚用意しておくと練習に便利
チャコペン・水溶性ペン
1
布に図案を写す際のガイド線に使用。水溶性タイプは水で消えるため、仕上げに霧吹きでキレイに除去できる。フランス刺繍では必須
チャコーペーパー(転写紙)
1
図案を布に転写する紙。布の上にカーボン紙を置き、図案をなぞると布にラインが写せる。複雑な図案を正確に転写したいときに便利
刺繍図案集・入門本
1
初心者向けの本はステッチの種類と刺し方を写真で丁寧に解説している。「はじめての刺繍」「ステッチBOOK」といったタイトルを選ぶと基本が網羅されている
トレーシングペーパー
5枚
本の図案を直接なぞって布に転写するために使用。図案本を傷つけず、サイズを拡大縮小コピーしたものを転写するときにも役立つ
アイロン・スチーマー
1
仕上げのプレス(アイロンかけ)に使用。刺し終わった布を裏からアイロンをあてると、ひきつれや歪みが整ってプロらしい仕上がりになる。低温〜中温で刺繍面を避けてあてること
接着芯・バッキング布
1
薄い布地の裏に貼り補強する。フレームに仕立てたり額装する際に布の張りを保てる。アイロン接着タイプが扱いやすい
刺繍道具ポーチ・バッグ
1
刺繍枠・糸・針・はさみをまとめて持ち運べるケース。教室やカフェへの持ち出しに便利。布地と道具が一緒に入るトートタイプが使いやすい
針山(ニードルブック・ピンクッション)
1
使用中の針を安全に保管する。ウール素材のピンクッションは針が錆びにくく長持ちする。複数の号数の針を刺しておいてすぐ取り出せる
刺繍糸収納ケース
1
仕切り付きのボックスに色番号順にボビンを並べると、糸選びが格段に楽になる。100色以上になってきたら導入したい
拡大鏡
1
細かいステッチや18ct以上の高カウントクロスステッチで布目を数える際に重宝する。デスクライト付きの拡大鏡ならさらに便利
フランス刺繍かクロスステッチかを選びます。好みのスタイルやこれから挑戦したい図案のイメージで選びましょう
ジャンルに合った必要な道具・材料の一覧を確認します
「このリストで準備を始める」ボタンでリストを作成します
リストを見ながら手芸専門店やオンラインショップで揃えましょう。DMC糸は全500色以上あるため色番号をメモしておくと便利です
どちらからでも始められますが、クロスステッチはX字を均一に並べるだけなので技法が明快で、入門者が図案通りの仕上がりを得やすいです。フランス刺繍はアウトラインステッチやサテンステッチなど多彩な技法を習得する必要がありますが、自由な絵柄を刺せる表現力が魅力です。絵を描くような作品を作りたいならフランス刺繍、動物や花のカウント図案から始めたいならクロスステッチがおすすめです。
どちらも高品質ですが、DMCは世界標準で色番号が図案集に多く採用されており、海外の図案も番号通りに揃えられます。コスモは日本製で発色が柔らかく、国内の手芸店で入手しやすいです。同じ図案でDMCとコスモを混在させても問題ありません。最初はDMCの基本色を10〜15色ほど揃えると多くの図案に対応できます。
布をピンと張ることでステッチが均一になり、仕上がりが格段によくなるため、初心者こそ刺繍枠を使うことをおすすめします。布を手で持って刺すと引きつれやすく、クロスステッチでは目がゆがみやすいです。木製の丸枠(直径10〜15cm)が扱いやすく安価なので、最初の1個として最適です。
アイーダ布はクロスステッチ専用の均一な目の布で、14カウント(1インチに14マス)が初心者標準。目が数えやすく、図案通りに刺せるので仕上がりが安定します。リネンや綿ブロードはフランス刺繍向きで、平織りで針通りが良く自由な図案を刺せます。白・生成り色が図案を写しやすく初心者向けです。
25番刺繍糸は6本の細い糸が撚り合わさっています。フランス刺繍では一般的に2〜3本取りが基本で、細かいデザインは1本取り、ふっくら見せたい箇所は4〜6本取りにします。クロスステッチでは布のカウントによって変わり、14ctは2本取り、18ctは1〜2本取りが一般的です。図案に指定がある場合はそれに従いましょう。
フランス刺繍ならアウトラインステッチ1種類で仕上がる文字刺繍やシンプルな草花モチーフが入門作品として最適です。クロスステッチは10×10cm程度の小さな図案(動物・星・アルファベットなど)から始めると達成感があります。専用のビギナーキットを使えば布・糸・図案が揃っているので、道具だけ準備すれば始められます。
フランス刺繍とクロスステッチでは必要な布・針・道具が異なります。ジャンルを選ぶだけで、自分に合ったチェックリストが表示されます。
刺繍教室のクラスメートや刺繍サークルの仲間と材料リストを共有すれば、DMC糸の色番号やおすすめ布地の情報交換がスムーズ。ワークショップ参加前の準備確認にも便利です。
針と糸だけでなく、刺繍枠・チャコペン・糸巻きボビン・アイロンなど、仕上がりを左右する道具も解説付きでリスト化。何を買えばいいか迷わずに揃えられます。