「備蓄が必要とわかっているが、何をどこで買えばいいかわからない」——これが多くの人が防災備蓄を後回しにしてしまう理由です。内閣府防災情報では各家庭で最低3日分、できれば1週間分の備蓄を推奨していますが、何から揃えるかで迷ってしまいがちです。このチェックリストでは、防災備蓄品を「スーパーで買えるもの」「ホームセンターで揃えるもの」「100円ショップで安く済ませられるもの」「ネット通販・電気店で揃えるもの」に分けて整理し、買い物行動に直結する実用的なリストにしています。
備蓄の基本は飲料水と食料です。消防庁の推奨では、飲料水は1人あたり1日3リットル・3日分(9リットル)が目安。食料は1人あたり1日3食分・3日分(9食分)が基準です。ポイントは「ローリングストック法」の活用です。普段から少し多めに買い置きし、消費したら買い足すサイクルを作ることで、特別な非常食を用意しなくても自然に備蓄が維持できます。賞味期限切れも防げ、災害時にも普段どおりの食事が食べられる安心感があります。日常兼用できる食材(缶詰・レトルト・パスタ・乾物など)は、ローリングストック向きの優良備蓄品です。
費用の目安として、2人世帯で最低限の3日分(飲料水・食料・消耗品)を揃えると5,000〜10,000円程度です。カセットコンロやモバイルバッテリーなどの機器類を加えると20,000〜50,000円程度になりますが、毎月3,000〜5,000円ずつ買い足していけば数か月で一通り揃います。100均やスーパーのセールを活用し、無理のないペースで備蓄を進めましょう。
List Withでリストを作成すれば、「スーパーに行くついでにパスタを多めに買う係」「月1回ホームセンターで消耗品を補充する係」のように家族で役割分担ができます。URLを共有するだけで全員が同じリストを確認でき、買い足し忘れや重複購入を防げます。
大人
子ども
人数を設定して必要な備蓄量を確認
飲料水は備蓄の最優先品目。消防庁推奨の1人1日3リットルを基準に、2Lと500mlを組み合わせて備蓄します。
飲料水(2Lペットボトル)
24リットル
1人1日3リットル×3日分が消防庁推奨。重いのでネット通販・スーパーでまとめ買いが便利
未開封のミネラルウォーターの賞味期限は約2年。ローリングストックで定期補充
飲料水(500mlペットボトル)
9本
避難時の携帯用・子どもが飲みやすいサイズ。2Lと組み合わせて備蓄する
子どもや高齢者がいる場合は500mlも一定数備蓄すると安心
缶詰・レトルト・乾麺など、ローリングストックに適した食料品。普段の買い物ついでに少し多めに購入するのがコツです。
アルファ米・パックごはん
24食分
水またはお湯を注ぐだけで食べられる。3日分の主食として確保
賞味期限が長いタイプ(5年以上)を選ぶとローリングストック頻度が減る
缶詰(さば・さんま・ツナ)
15缶
タンパク質確保に。そのまま食べられ、調理不要。ローリングストック向き
スーパーで特売時にまとめ買い。賞味期限3年以上のものを選ぶ
レトルトカレー・シチュー
8個
温めるだけで食べられる。子どもも食べやすく家族備蓄の定番
ローリングストックに最適。普段食べているブランドをそのまま多めに購入
パスタ・そうめん(乾麺)
5袋
常温長期保存でき、日常でも使える。ローリングストックに適した主食
スーパーで安価に購入可能。500g×数袋を常にストック
インスタント味噌汁・スープ
24食分
温かい汁物は体力・気力の回復に効果的。フリーズドライタイプが高品質
1箱(8〜10食入り)を数箱ストック。ローリングストック向き
クラッカー・ビスケット・乾パン
8袋
保存期間が長く、調理不要で食べられる。内閣府防災情報の推奨備蓄食品
個包装タイプが衛生的で食べやすい。賞味期限が長いものを選ぶ
チョコレート・飴・ナッツ
6袋
即効性の高い糖分・カロリー補給に。内閣府推奨の非常食リストに含まれる
小分けタイプが使いやすい。高カカオチョコは疲労回復にも効果的
缶詰パン・長期保存パン
8個
5〜7年保存可能。お湯なしで食べられ、食べ慣れた味で安心感がある
スーパーや通販で入手可能。チョコ・メープルなど子どもが好む味もある
粉ミルク・液体ミルク・離乳食
1
乳幼児がいる場合は最優先で備蓄。液体ミルクは調乳不要で断水時に便利
普段使っているブランドを多めに購入するのがローリングストックの基本
カセットコンロ・簡易トイレ・ポリタンクなど、ライフライン停止時に必要な生活用品。月1回の買い出しで計画的に揃えましょう。
カセットコンロ(ガスコンロ)
1
停電・都市ガス停止時に温かい食事を作れる。災害時の最重要調理器具
ホームセンターで3,000〜8,000円程度。イワタニ等の国産品が安心
カセットボンベ
9本
1本で約60分燃焼。3日分の調理に6〜9本が目安(消防庁ガイドライン参考)
製造から約7年が使用期限。ホームセンターで3本パックを複数購入するとお得
簡易トイレ(凝固剤・ビニール袋セット)
40回分
断水時のトイレ問題は被災者が最も困ること。1人1日5回×3日分で15回分が目安
ホームセンターで20〜50回分セットが購入可能。消防庁備蓄品チェックシート掲載品
ポリタンク・給水袋
1個
断水時の給水所から水を運ぶため。10〜20L容量が使いやすい
折りたたみ式の給水袋は収納スペースを取らない。ホームセンターで購入
防水収納ボックス・コンテナ
1
備蓄品をまとめて収納・浸水から守る。ベランダや玄関に置いて素早く持ち出せる
蓋付きの頑丈なプラスチックコンテナが理想。ホームセンターで500〜2,000円程度
簡易トイレ用テント・目隠しシート
1
室内でプライバシーを確保しながらトイレを使用するため
コンパクトに折りたためるポップアップ式が便利
ウェットティッシュ・ラップ・衛生用品など、断水時や避難生活で大量に必要になる消耗品。100均を活用するとコスパ良好です。
ウェットティッシュ・除菌シート
6パック
断水時の手洗い・身体拭きに必須。感染症予防にも有効
100均・ドラッグストアで購入。ノンアルコールタイプを乳幼児用に別途備蓄
トイレットペーパー(多めにストック)
15ロール
災害時は店頭から消えやすい。常に多めにストックしておくのが鉄則
ダブルよりシングルの方が同じ巻数でも多く使える。圧縮タイプは収納効率が高い
ゴミ袋(45L・大容量)
20枚
ゴミ収集が止まる期間の保管用、簡易トイレ用、雨よけにと多用途
45Lを最低20枚。100均で大量購入するとコスパが高い
ラップ(大判)
2
食器に敷けば洗い物不要。包帯代わり・防寒にも使える災害時の多用途アイテム
30cm幅を1本以上。100均で購入可能だが、ハサミなしで切れる刃付きが便利
紙皿・紙コップ・割り箸
1セット
断水時に洗い物を出さないための必需品。食器洗い不要で衛生的
100均でまとめ買い。食事回数分×人数分を計算して購入
生理用品・おむつ
1
災害時に店頭から消えやすく、衛生上の重要度が高い。最低3日〜1週間分
ドラッグストアやコストコで大容量購入がコスパ良好
マスク(使い捨て)
25枚
避難時の粉塵・感染症対策に必須。支援物資の受け取りや避難所生活にも
100均・ドラッグストアで大容量パック購入。不織布タイプが防塵効果高い
使い捨て手袋(ニトリルグローブ)
10枚
がれき処理・衛生管理・食料配給補助など多用途。割れた食器を触る際にも
100均で購入可能。軍手と使い捨て手袋の両方を備蓄しておくのがベスト
救急用品(ばんそうこう・包帯・消毒液)
1
がれき処理や避難中の軽傷に対応するため。消防庁の備蓄品チェックシート掲載
ドラッグストアで救急セットを購入するか、個別に揃える。常備薬も一緒に
常備薬・処方薬(多めに確保)
1
痛み止め・胃腸薬・解熱剤など。処方薬は最低1週間分の余裕を持って準備
かかりつけ医に相談して多めに処方してもらうか、お薬手帳のコピーを保管
携帯ラジオ・モバイルバッテリー・LEDランタンなど、停電時の情報収集と照明・充電を確保する機器類です。
携帯ラジオ(電池式・手回し式)
1
停電・通信障害時の情報収集に必須。テレビ・スマホが使えなくても情報が取れる
手回し発電+ソーラー充電の多機能タイプ(3,000〜8,000円)がおすすめ。ネット通販で選ぶと種類豊富
懐中電灯・LEDランタン
3
停電時の移動・作業用照明に必須。ロウソクより火災リスクが低く安全
懐中電灯は1人1本が理想。LEDランタンは部屋全体を照らせる。電池の互換性も確認
モバイルバッテリー(大容量)
2
スマホの充電確保に。災害時は充電場所が限られるため大容量(20,000mAh以上)を
電気店・ネット通販で3,000〜10,000円程度。PSE認証取得品を選ぶ
予備電池(単1〜単4 各サイズ)
2セット
懐中電灯・ラジオ・時計など多くの機器が電池で動く。不足すると機器が使えない
100均やネット通販でまとめ買い。各サイズ4本以上を目安に備蓄
ソーラー充電器・ポータブル電源
1
長期停電時のスマホ・医療機器への電力確保に。太陽光で発電できるため乾電池不要
ポータブル電源は20,000〜100,000円と高額だが、長期停電・在宅避難で威力を発揮
現金(千円札・小銭を多めに)
1
停電でATM・クレジットカード・電子決済が全て使えなくなる。現金が唯一の支払い手段に
千円札と小銭(特に100円・10円)を多めに。銀行が休みでも手持ちがあれば買い物できる
一度にすべて揃えようとせず、計画的に段階を分けて購入するのがポイントです。毎月の予算を決めて無理なく進めましょう。
大人と子どもの人数を設定して、必要数量を確認します
スーパー・ホームセンター・100均など、カテゴリ別に買い物先を把握します
飲料水と食料から優先して揃え、チェックを入れていきます
URLを共有して、買い物担当を家族で分けましょう
消費したら買い足すサイクルを作り、備蓄を自然に維持します
ローリングストック法とは、普段から少し多めに食品を買い置きし、古いものから消費して、食べた分だけ買い足す方法です。例えば、缶詰を常に6缶ストックすると決め、3缶食べたら次の買い物で3缶補充する、というサイクルを作ります。特別な非常食を買う必要がなく、普段の食事と同じものが備蓄になるため、賞味期限切れも防げます。
アイテムごとに購入場所を使い分けるのがコツです。飲料水・缶詰・レトルト食品はスーパーのセール時にまとめ買い、カセットコンロ・簡易トイレ・ポリタンクはホームセンター、ウェットティッシュ・ラップ・ゴミ袋などの消耗品は100均がコスパ良好です。モバイルバッテリーや携帯ラジオは家電量販店やネット通販でレビューを比較して購入するのがおすすめです。
消防庁の推奨は1人1日3リットル・最低3日分(9リットル)です。4人家族であれば36リットル(2Lペットボトル18本)が最低ライン。内閣府は大規模広域災害に備えて1週間分(1人21リットル)を推奨しており、可能であれば1週間分を目標にするとより安心です。
カセットボンベ1本で約60分の調理ができます。3日分の調理で6〜9本、1週間分なら15本以上が目安です。ホームセンターで3本パック×数セット購入するのが割安です。製造から約7年が使用期限のため、賞味期限と同様に定期的に入れ替えが必要です。
2人世帯で最低限の3日分の備蓄(飲料水・食料・消耗品のみ)であれば5,000〜10,000円程度が目安です。カセットコンロ・ランタン・モバイルバッテリーなどの機器類を加えると20,000〜50,000円程度になります。100均やスーパーのセールをうまく活用し、毎月少しずつ揃えるのが家計への負担を抑えるコツです。
年2回(防災の日の9月1日と、3月の防災月間)が目安です。ローリングストック品(缶詰・レトルト・乾麺)は日常的に消費・補充します。賞味期限が短い飲料水(約2年)は定期的な入れ替えが必要です。最新の公式情報は内閣府防災情報のページ(bousai.go.jp)でご確認ください。
大人・子どもの人数を設定するだけで、飲料水・食料・消耗品の必要数量が自動で計算されます。「4人家族に飲料水は何リットル?」という計算をせずに済みます。
スーパー・ホームセンター・100均・ネット通販ごとにカテゴリ分けされているため、買い物ルートを決めやすく、まとめて効率よく揃えられます。
URLを共有するだけで家族全員が同じリストを確認可能。「食料はスーパーに行く人が」「機器はネットで注文する人が」と役割分担して、備蓄を着実に進められます。