アクアリウム 始め方チェックリスト | 水槽サイズ別 必要なもの一覧

アクアリウムを始めたいと思ったとき、「水槽とポンプを買えばいい」と思っていませんか?実は、観賞魚飼育では水槽・フィルター・ヒーター・照明・底砂・カルキ抜き・バクテリア剤など、揃えるべき機材が意外に多く、水槽サイズによって必要なスペックも変わります。初心者が最初にやりがちな失敗は、濾過能力不足のフィルターを選んだり、ヒーターのW数が水槽サイズに合っていなかったりすること。また、水槽を設置する場所選びも重要で、直射日光が当たる窓際はコケが爆発的に増え、エアコンの風が直接当たる場所は水温変動の原因になります。事前にリストで全体像を把握してから購入すると、無駄な買い直しを防げます。

水槽サイズ別の初期費用の目安は、30cm水槽(約10L)で1〜2万円、45cm水槽(約30L)で2〜3万円、60cm水槽(約60L)で3〜5万円程度です(魚・水草代除く)。維持費は電気代(照明・ヒーター・フィルター)・フード代・消耗品代を合わせて月1,000〜3,000円が目安。60cm水槽は「アクアリウムの標準サイズ」と呼ばれ、水量が多くて水質が安定しやすく、飼育できる魚の種類も豊富なため初心者にも意外に向いています。コンパクトに始めるなら30cmや45cmも選択肢ですが、水量が少ない分、水質変化が急激で魚が弱りやすい点に注意が必要です。

アクアリウムを始めるベストシーズンは春〜初夏(4〜6月)です。水温が安定しやすく、ヒーターなしでも熱帯魚が飼育できる気温帯のため、立ち上げ時のトラブルが少なくなります。逆に真夏は水温30℃を超えることがあり、冷却ファンや水槽用クーラーが必要になるケースも。真冬は水温を維持するヒーターの電気代が月500〜1,500円ほどかかります。購入先はホームセンター(カインズ・コーナン等)で基本機材を揃え、生体や水草は専門のアクアリウムショップで選ぶのがおすすめです。ネット通販(charm・アクアリウム専門店)なら品揃えが豊富で、重い底砂や水槽台を自宅まで届けてもらえるメリットもあります。

水槽サイズ

水槽サイズを選んで必要な機材を確認

アクアリウム 始め方チェックリスト - 必要なもの一覧

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水槽・台
3点

サイズ選びが最重要。30cmは1〜2万円、60cmは3〜5万円が目安。満水重量に耐える専用台も必須

  • 水槽(60cm規格)

    1

    幅60×奥行30×高さ36cm、容量約65L。アクアリウムの標準サイズ。水質が安定しやすく初心者にもおすすめ

    初期費用目安:3〜5万円。飼育できる魚の種類が最も豊富。水草レイアウトにも向いている

  • 水槽台

    1

    60cm水槽(満水)は約80kg。専用の水槽台は必須。フローリングの場合は下に板を敷いて荷重を分散させる

    キャビネット型ならフィルター用品をすっきり収納できる。設置場所は直射日光を避け、コンセント近くが理想

  • 水槽用マット(底面クッション)

    1

    水槽の底面とガラスの間に敷く緩衝材。砂粒などによるガラスの割れを防止する

    水槽サイズに合わせてカット。厚さ5mm程度のもの

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フィルター・エアレーション
2点

生物ろ過の要。水槽サイズの1.5〜2倍の適応水量を持つ機種を選ぶと水質が安定しやすい

  • 上部フィルター または 外部フィルター

    1

    60cm水槽には上部フィルター(GEX グランデカスタム600など)または外部フィルター(エーハイム2213など)が適切。ろ過能力が重要

    外部フィルターは静音性が高く水草水槽に向くが価格が高め(8,000〜20,000円)。上部フィルターはコスパが高い(3,000〜6,000円)

  • エアーポンプ・エアーストーン

    任意

    1

    酸素供給と水の対流を促す。外部フィルター使用時や水草水槽では夜間のCO2過多防止にも重要

    チューブとエアーストーンがセットのものを選ぶと便利。水槽サイズに合ったL/min数を確認する

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照明・ヒーター
4点

照明は1日8〜10時間点灯。ヒーターは水槽容量に合ったW数を選び、水温計で管理する

  • LED水槽ライト(60cm対応)

    1

    60cm水槽対応のLEDライト。魚だけなら普及品(2,000〜5,000円)、水草レイアウトなら高光量モデル(8,000〜30,000円)を選ぶ

    アクロ TRIANGLE LED GROW 600・GEX CLEAR LED POWER X 600が人気。タイマーコンセントと組み合わせると管理が楽

  • タイマーコンセント

    1

    照明の点灯・消灯を自動化。毎日手動で操作するのは継続しにくく、規則正しい明暗サイクルが魚の健康にも良い

    安価なアナログ式(500〜1,000円)で十分。電源タップ型タイマーなら複数機器をまとめて管理できる

  • ヒーター(150〜200W)

    1

    60cm水槽(約65L)には150〜200Wのヒーターが必要。150W1本より100W×2本の分散配置が安全性と均一加温の面でおすすめ

    サーモスタット付きヒーター(GEX セーフカバー ヒートナビなど)で温度を自由に設定できるタイプが使いやすい

  • 水温計

    1

    ヒーターの故障や季節の変わり目に水温変化を把握するために必須。デジタル式は精度が高く見やすい

    ガラス管式(100円程度)〜デジタル式(500〜2,000円)まで。一度は正確な温度計で確認する

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底砂・レイアウト
5点

大磯砂(500〜1,500円/kg)は万能、ソイル(800〜2,000円/kg)は水草向き。レイアウト素材は好みで追加

  • 底砂(大磯砂・砂利・ソイル)

    1

    バクテリアの定着場所になる生物ろ過の重要な担い手。底砂なしでは水質管理が難しくなる

    魚メインなら大磯砂(ph中性)、水草メインなら栄養系ソイルがおすすめ。厚さ3〜5cm分の量を計算して購入

  • 流木

    任意

    1

    水槽のレイアウトに立体感を出し、魚の隠れ家にもなる。アク抜き済みの商品か事前にアク抜きが必要

    アク抜き前の流木は大量のタンニンを溶出させ水を茶色くする。購入時にアク抜き済みか確認

  • 石・岩(レイアウト用)

    任意

    1

    水槽の骨格となるレイアウト素材。溶岩石・龍王石・青龍石などさまざまな素材がある

    石によってはpHに影響するものがある(サンゴ砂・貝殻はpHを上げる)。使用前に確認を

  • 水草

    任意

    1

    光合成で酸素を供給し、魚のフンから発生する硝酸塩を吸収。魚の隠れ家にもなる

    初心者向けはアナカリス・マツモ・ウィローモス・アヌビアスなど丈夫な種類から始めるのがおすすめ

  • バックスクリーン

    任意

    1

    水槽の背面に貼るシート。後ろが透けないので魚の発色が映え、見た目がプロっぽくなる

    黒・青・グラデーションなど種類が豊富。水槽を購入する前に合わせてサイズを確認

🧪
水質管理
5点

カルキ抜き・バクテリア剤は必須。水質検査キットで亜硝酸値を確認し、安全な水づくりを

  • カルキ抜き(塩素中和剤)

    1

    水道水の塩素は魚のエラを傷める。水換え時は必ずカルキ抜きを使って塩素を中和する

    テトラ コントラコロラインが定番。水10Lあたり1mlが目安。アミノ酸配合タイプはストレス緩和にも効果的

  • バクテリア剤(硝化バクテリア)

    1

    水槽立ち上げ時にバクテリアを添加するとサイクルが早まり、魚を早く投入できる。立ち上げ時の必需品

    テトラ バクテリア・GEX サイクルなどが人気。フィルター設置後、魚を入れる前に添加する

  • 水質検査キット(アンモニア・亜硝酸・pH)

    1

    目に見えない水質を数値で把握できる。立ち上げ時の「水ができている」確認、病気・死魚発生時の原因特定に必須

    テトラ テスト6in1(試験紙タイプ)は手軽だが精度は低め。液体タイプ(API マスターテストキットなど)は精度が高い

  • 水質調整剤(pH・硬度調整)

    任意

    1

    飼育する魚種に合わせてpHを調整する場合に使用。弱酸性を好むテトラ系、弱アルカリを好むアフリカンシクリッドなど

    最初は不要なことが多い。水質検査後、必要に応じて追加する

  • ストレスコート(魚体保護液)

    任意

    1

    水換え時の急激な水質変化による魚のストレスを和らげ、粘膜を保護する。病気予防に効果的

    テトラ アクアセイフ プラスなどが定番。カルキ抜きとの二重添加でも問題なし

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生体・フード
3点

立ち上げ後1〜2週間でパイロットフィッシュを投入。初心者はネオンテトラ・コリドラスがおすすめ

  • 観賞魚(生体)

    1

    水槽のメインとなる魚。初心者にはネオンテトラ・グッピー・コリドラス・メダカなど丈夫な種類がおすすめ

    一度に大量投入すると水質が急変する。最初はパイロットフィッシュとして少数から始め、2〜3週間後に追加するのが基本

  • 観賞魚用フード

    1

    魚種に合ったフードを選ぶ。熱帯魚用フレーク・顆粒・沈降性の3タイプがある

    1日2回、3〜5分で食べ切れる量が目安。与えすぎは水質悪化の原因になる。テトラミンが定番

  • お掃除生体(ミナミヌマエビ・オトシンクルスなど)

    任意

    1

    コケ(藻類)の発生は水槽の悩み。エビやオトシンクルスはコケを食べて水槽を清潔に保つ生体クリーナー

    ミナミヌマエビはコケ全般・残飯処理が得意。オトシンクルスはガラス面のコケに特化

🔧
メンテナンス用品
7点

プロホース・コケ取り・バケツは週1の水換えに必須。トリートメントタンクがあれば病気の蔓延を防げる

  • プロホース(底砂クリーナー)

    1

    底砂に堆積した魚のフンや食べ残しを水換えと同時に吸い出せる。水質悪化の主な原因を取り除く必需品

    GEX 水ごとネット・水作 プロホース エクストラが定番。水槽のサイズに合ったS/M/Lを選ぶ

  • コケ取りスクレーパー・メラミンスポンジ

    1

    ガラス面に付着するコケを定期的に除去する。放置するとガラスが緑色になり観賞価値が下がる

    磁石式クリーナーなら水に手を入れずに外側から操作できて便利。アクリル水槽には傷がつかないタイプを選ぶ

  • バケツ(水換え用)

    1

    水換え時に新しい水を用意したり、古い水を捨てたりするのに使う。洗剤使用歴のないアクア専用バケツが理想

    10〜15L程度の容量が使いやすい。食品用ポリバケツが安全で洗いやすい

  • 水換え用ポンプ・サイフォン

    1

    水槽の水をバケツに移す際に使う。電動式は手が濡れずに楽に水換えができる

    手動サイフォン式(100〜500円)か電動ポンプ式(1,000〜2,000円)。プロホースとセットで使うと効率的

  • 魚用網(フィッシュネット)

    1

    魚の移動・トリートメント・死魚除去に必要。細かい目のものと大きめのものを用途に応じて使い分ける

    小型魚には目の細かいもの(目合い1mm以下)。魚が泳げる水ごと掬えるように少し大きめのサイズがおすすめ

  • トリートメントタンク(隔離水槽)

    任意

    1

    新しく購入した魚を本水槽に入れる前に1〜2週間隔離して病気のチェックをする。病気の蔓延防止に重要

    小さなプラケース(1,000〜3,000円)で十分。スポンジフィルターとヒーターを用意する

  • 魚病薬(常備薬)

    任意

    1

    白点病・尾腐れ病などの病気は早期発見・早期治療が重要。発症してから慌てないよう常備しておく

    グリーンFゴールド顆粒(細菌性疾患)・ヒコサンZ(白点病)が汎用性が高い。用法・用量を守って使用

アクアリウム立ち上げタイムライン — 購入から生体投入まで約3〜4週間

1

第1段階: 計画と準備(1〜3日目)

  1. 設置場所の確保 — 直射日光・エアコン風を避け、水平で耐荷重のある場所を選定。コンセント2〜3口が近くにあることを確認する

  2. 水槽サイズの決定 — 部屋のスペースと予算に合わせて30cm・45cm・60cmから選択。初心者には水質が安定しやすい60cmがおすすめ

  3. 機材の購入 — チェックリストをもとに水槽・フィルター・ヒーター・照明・底砂・カルキ抜き・バクテリア剤などを一式購入する

  4. 水槽台の組み立て — 水槽台を設置し、水平器で傾きがないことを確認。60cm水槽は満水で約80kgになるため台の耐荷重は必ずチェック

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第2段階: 水槽セットアップ(4〜7日目)

  1. 底砂の洗浄と敷設 — 大磯砂は水が透明になるまでしっかり洗う。ソイルは洗わずにそのまま敷く。厚さ3〜5cmが目安

  2. レイアウト素材の配置 — 流木・石を配置して水景を作る。流木のアク抜きは購入前に済ませるか、アク抜き済み商品を選ぶ

  3. 機材の設置と注水 — フィルター・ヒーター・照明・水温計を設置し、カルキ抜きした水をゆっくり注入。底砂が舞わないよう皿やビニール袋の上に注ぐ

  4. バクテリア剤の添加 — フィルターを稼働させてからバクテリア剤を投入。硝化バクテリアの定着がスタートする

3

第3段階: 水づくり期間(8〜21日目)

  1. 空回し運転 — フィルター・ヒーター・照明を通常通り稼働させたまま1〜2週間待つ。水が白く濁っても正常(バクテリアの増殖過程)

  2. 水質検査 — アンモニア・亜硝酸の数値を3〜4日ごとに測定。亜硝酸がゼロに近づいたら水づくり完了のサイン

  3. パイロットフィッシュの投入 — 丈夫なネオンテトラやアカヒレを3〜5匹投入。急激に増やさず少数から始める

  4. 水換えの開始 — 3〜4日に1回、水量の20%程度を換水。亜硝酸値を確認しながら頻度を調整する

4

第4段階: 本格飼育スタート(22日目〜)

  1. 本命の生体を追加 — 水質が安定したらお気に入りの魚を少しずつ追加。1週間に3〜5匹ずつが目安

  2. 水草の追加・トリミング — 照明時間を8〜10時間に設定し、水草の成長を観察。伸びすぎたらトリミングする

  3. 定期メンテナンスの確立 — 週1回の水換え(20〜30%)とプロホースでの底砂掃除を習慣化する

持ち物リストの使い方

1
設置場所と水槽サイズを決める

直射日光・エアコン風を避けた場所を確保し、30cm・45cm・60cmからスペースと予算に合ったサイズを選びます

2
機材のスペックを確認する

水槽サイズに合ったフィルターのろ過能力・ヒーターのW数・照明の光量を確認します

3
ショップで一式を購入する

チェックリストを見ながらホームセンターやアクアリウム専門店で機材を揃えます。重い底砂はネット通販も便利

4
水を回して生体を迎え入れる

機材をセットしたら1〜2週間フィルターを回してバクテリアを定着させ、パイロットフィッシュから投入します

アクアリウムの始め方に関するよくある質問

水槽サイズによって大きく異なります。30cm水槽で1〜2万円、45cm水槽で2〜3万円、60cm水槽で3〜5万円が目安です(魚・水草代除く)。60cm水槽は規格品が多くコスパが良く、水質も安定しやすいため初心者にも実は向いています。維持費は月1,000〜3,000円(電気代・フード・消耗品)が目安です。

ネオンテトラ・カージナルテトラ・グッピー・プラティ・コリドラスが初心者に定番のおすすめです。丈夫で水質への適応範囲が広く、アクアリウムショップでも手に入りやすいです。メダカは屋外・室内どちらでも飼いやすい日本産の人気種で、特に初心者向きです。金魚は水を汚しやすいため、フィルターとこまめな水換えが重要になります。

いいえ、すぐに魚を入れると「立ち上げ病」でほぼ全滅します。まずフィルターを回してバクテリア剤を添加し、1〜2週間かけて生物ろ過サイクルを確立させましょう。パイロットフィッシュ(丈夫な魚を少数)を先に入れてサイクルを促す方法もあります。亜硝酸の数値が下がり硝酸塩が検出されるようになったら、本命の魚を入れるサインです。

30cm水槽には外掛けフィルター(テトラ AT-20・AT-30など)が設置しやすく初心者向きです。45〜60cm水槽には上部フィルターがメンテナンスが簡単でおすすめです。水草を本格的に育てたい場合は外部フィルター(エーハイム2213など)が向いています。フィルターは適応水量の1.5〜2倍の機種を選ぶとろ過余力が生まれて水質が安定します。

基本は1〜2週間に1回、水量の20〜30%を換水するのが目安です。水換えが多すぎるとバクテリアが流れてしまい、少なすぎると硝酸塩が蓄積して魚が弱ります。水質検査キットで硝酸塩の数値(25mg/L以下が目安)を確認しながら頻度を調整するのがベストです。底砂の汚れはプロホースで水換えと同時に吸い出すと効率的です。

照明時間を1日8〜10時間に抑え、直射日光が当たらない場所に水槽を置くことが基本です。照明が強すぎる・点灯時間が長すぎるとコケが爆発的に増えます。ミナミヌマエビやオトシンクルスなどのコケ取り生体を入れるのも効果的です。また、餌の与えすぎによる栄養過多もコケの原因になるため、魚が3〜5分で食べ切れる量に留めましょう。

List With が選ばれる理由

🐠

水槽サイズ別で機材を確認

30cm・45cm・60cmの3サイズから選択するだけで、そのサイズに適したフィルターのW数・ヒーターのW数・照明の選び方が自動的に表示されます。サイズ違いの機材を買ってしまう失敗を防げます。

💡

初期費用から維持費まで網羅

水槽・フィルター・ヒーター・照明・底砂・水質管理用品・フードまで、アクアリウム開始に必要な機材をすべてカバー。各アイテムに選び方のポイントや費用目安も記載しています。

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