自宅でカフェのような特別な時間を楽しむ「おうちカフェ」。ハンドドリップのコーヒーにこだわったり、手作りスイーツを用意したりすれば、お店に行かなくても極上のカフェタイムが過ごせます。友人を招いてのおうちカフェなら、準備を分担すればもっと楽しくなります。
おうちカフェの主役はやはりコーヒー。ハンドドリップに必要な器具は、ドリッパー・ペーパーフィルター・サーバー・細口ケトルの4点が基本です。ドリッパーにはハリオV60(円錐型・すっきりした味わい)、カリタウェーブ(ウェーブ型・安定した抽出)、メリタ(台形型・初心者でもブレにくい)などの種類があり、それぞれ味の傾向が異なります。初めてなら1,000〜2,000円台のドリッパーとフィルターのセットから始めれば十分です。細口ケトルは2,000〜5,000円程度、こだわるなら温度調節機能付きの電気ケトル(5,000〜10,000円)も選べます。コーヒーミルは手動なら3,000〜5,000円、電動なら5,000円〜が目安で、挽きたての豆は香りが格段に違うため余裕があればぜひ揃えたいアイテムです。
コーヒー豆は産地・焙煎度・挽き方で味が大きく変わります。初心者には中煎り(ミディアムロースト)のブレンド豆がバランスよくおすすめです。基本のレシピは豆10gに対してお湯150ml、湯温は90℃前後。最初に少量のお湯で30秒ほど蒸らしてから、中心から「の」の字を描くようにゆっくり注ぐと雑味の少ないクリアな味わいになります。慣れてきたらエチオピアやグアテマラなどのシングルオリジンに挑戦して、産地ごとのフレーバーの違いを楽しんでみましょう。
おうちカフェのスイーツは前日に焼いたクッキーやマフィンが手軽でおすすめです。基本の材料は薄力粉・バター・砂糖・卵の4つで、これにココアパウダーやチョコチップを加えればバリエーションが広がります。コーヒーとスイーツのペアリングも楽しみのひとつで、浅煎りには柑橘系のタルトやフルーツ、深煎りにはチョコレートブラウニーや生キャラメルがよく合います。手作りが難しければ、お気に入りのパン屋やケーキ屋で調達するのもアリです。
テーブルクロスやランチョンマットを敷き、花を一輪添えるだけで、いつもの食卓がカフェ空間に変身します。お気に入りのカップ&ソーサーを使い、BGMにジャズやボサノバを流せば雰囲気は完璧です。このチェックリストでは、コーヒー器具からスイーツの材料、テーブルコーディネートまで、おうちカフェに必要なものを網羅しました。「コーヒーは自分が用意するから、お菓子はお願い」とリストを共有して分担すれば、準備もわくわくするイベントに変わります。
必要な器具と材料を確認
ハンドドリップに必要なドリッパー・ケトル・サーバーなどの基本器具
ドリッパー
1
ハンドドリップの基本。台形型(カリタ)や円錐型(ハリオV60)が定番
ペーパーフィルター
1
ドリッパーに合ったサイズを選ぶ
コーヒーサーバー
1
2〜4杯分のガラス製が便利
細口ケトル(ドリップポット)
1
お湯を細く注げるとドリップが安定する
コーヒーミル
1
挽きたての豆は市販の粉と香りが段違いで、ゲストの前で豆を挽く演出もおうちカフェの醍醐味。手動ミルなら3,000円台から始められる
スケール(はかり)
1
豆の量とお湯の量を正確に量ると毎回安定した味を再現できる。0.1g単位のキッチンスケールがあればレシピの共有もしやすい
フレンチプレス
1
粉を入れてお湯を注ぐだけで抽出でき、豆本来のオイル感やボディを楽しめる
ドリッパーの代わりに。オイル感のあるコーヒーが楽しめる
コーヒー豆や紅茶、ミルク・シロップなどのドリンク材料
コーヒー豆(お好みの産地)
1
中煎り〜深煎りが初心者向き。まずはブレンドから
紅茶・ハーブティー
1
カフェインが苦手な人やコーヒーを飲まない友人に別の選択肢を用意できる
コーヒーが苦手な友人用に
牛乳
1
カフェラテやミルクティーに
シロップ(ガムシロ・キャラメルなど)
1
キャラメルラテやバニララテなどカフェ風のアレンジドリンクが簡単に作れる
フレーバーラテ風にアレンジ
コーヒーに合うケーキ・クッキー・フルーツなどのお菓子類
ケーキ・タルト
1
華やかなメインスイーツがあるとカフェタイムの満足度が格段に上がる。手作りでも購入でもOKで、コーヒーの焙煎度に合わせて選ぶとペアリングが楽しめる
手作りでも購入でもOK
クッキー・焼き菓子
1
コーヒーと相性抜群。手作りなら前日に焼いておくと楽
スコーン
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紅茶にもコーヒーにも合う万能スイーツで、クロテッドクリームやジャムを添えれば味のバリエーションが広がりゲスト同士の会話も弾む
クロテッドクリームやジャムを添えて
フルーツ
1
旬のフルーツは彩りが華やかでテーブルの写真映えにも貢献し、焼き菓子の合間の口直しとしてゲストに喜ばれる
季節のフルーツを盛り合わせて
チョコレート
1
深煎りコーヒーとの相性が抜群で、カカオ含有率を変えればペアリングの幅が広がる
コーヒーとのペアリングを楽しむ
生クリーム・ホイップ
1
ウインナーコーヒーやスイーツのトッピングに使え、見た目のカフェ感も演出できる
ウインナーコーヒーやスイーツのトッピングに
カップ・ソーサー・ケーキ皿・コースターなどの食器類
コーヒーカップ・ソーサー
1
お気に入りのカップで気分アップ
ケーキ皿
1
スイーツを取り分けて提供するために人数分用意する
ケーキフォーク・スプーン
1
ケーキやタルトを食べるのに必要。人数分揃えておく
シュガーポット・ミルクピッチャー
1
砂糖やミルクを小分けにして提供するとゲストが好みに合わせて調整でき、テーブルに置くだけでカフェらしい本格的な雰囲気が出る
テーブルに出すとカフェらしい演出に。砂糖・ミルクを小分けにして提供
コースター
1
熱いカップからテーブルを守り、見た目もカフェらしくなる
テーブルクロス・花・BGMなどカフェの雰囲気を作るアイテム
テーブルクロス・ランチョンマット
1
いつもの食卓にテーブルクロスやランチョンマットを敷くだけでカフェ風の空間に変身し、写真映えも格段にアップする
花・グリーン
1
一輪挿しでもテーブルの印象が変わり、写真映えするカフェ空間を演出できる
一輪挿しでもテーブルが華やかに
BGM(カフェミュージック)
1
音楽があるだけで空間の雰囲気が一変し、リラックスしたカフェタイムを演出できる
ジャズやボサノバでカフェ気分を演出
コーヒーの淹れ方やスイーツを決めます
器具・材料をリストで確認します
リストを共有して準備を分担します
準備が整ったらカフェタイムを楽しみましょう
ペーパードリップが最も手軽でおすすめです。必要な道具はドリッパー・ペーパーフィルター・サーバー・お湯の4つだけ。豆は中挽きにして、お湯は90℃前後、豆10gに対してお湯150mlが基本の比率です。最初に少量のお湯で30秒蒸らしてから3回に分けて注ぐと、雑味が少なくバランスの良い一杯になります。ドリッパーはメリタ式(1つ穴)なら湯量の調整が不要で初心者でも安定した味を出しやすいです。
最低限の器具なら3,000円以内で始められます。ドリッパー(500〜2,000円)、ペーパーフィルター(200〜400円)、コーヒー豆200g(500〜1,500円)が基本セットです。サーバーは耐熱のマグカップで代用でき、ケトルも普通のやかんで最初はOK。こだわりたくなったら細口ケトル(2,000〜5,000円)やコーヒーミル(手動3,000〜5,000円)を少しずつ揃えていくのがおすすめです。
紅茶やハーブティーを用意しておくと安心です。ティーバッグなら手軽に複数の種類を揃えられます。カフェインが気になる方にはデカフェコーヒーやルイボスティーがおすすめ。ココアやチャイラテも人気があります。牛乳とシロップを用意しておけば、カフェオレやミルクティーなど飲み方の選択肢が広がり、全員が自分好みのドリンクを楽しめます。
クッキーやマフィンは材料を混ぜて焼くだけなので初心者でも失敗しにくいスイーツです。前日に焼いておけば当日はコーヒーに集中できます。ホットケーキミックスを使えばスコーンも簡単に作れます。手作りが難しい場合はお気に入りのパン屋やケーキ屋で購入しても十分。市販のクッキーやチョコレートを小皿に盛り付けるだけでもカフェらしい雰囲気になります。
代表的なドリッパーは3種類あります。ハリオV60(円錐型・大きな1つ穴)はお湯の注ぎ方で味を調整でき、すっきりした味わいが特徴。カリタウェーブ(ウェーブ型・3つ穴)は抽出が安定しやすくバランスの取れた味になります。メリタ(台形型・1つ穴)はお湯を注ぐだけで一定速度で抽出されるため初心者でもブレにくいのがメリットです。迷ったらメリタかカリタウェーブから始めて、慣れたらV60に挑戦するのがおすすめです。
まずテーブルクロスやランチョンマットを敷くだけで印象が大きく変わります。100円ショップでも十分おしゃれなものが手に入ります。花は一輪挿しで十分で、季節の花を一本添えるだけでテーブルが華やかに。BGMはSpotifyなどで「カフェジャズ」「ボサノバ」と検索すればプレイリストが見つかります。照明を少し落としてキャンドルを灯すのも効果的です。写真映えを意識するなら、白い食器に統一すると料理やドリンクが引き立ちます。
コーヒー豆は酸素・湿気・光・高温が大敵です。未開封なら冷暗所で保存し、開封後は密閉容器に移して2週間以内に使い切るのが理想です。長期保存したい場合は1回分ずつ小分けにしてジップ付き袋に入れ、冷凍庫で保存すると風味の劣化を抑えられます。冷凍した豆は解凍せずそのまま挽いてOKです。挽いた粉の状態よりも豆のまま保存するほうが香りが長持ちするため、ミルを持っているなら豆で購入するのがおすすめです。
3日前までにメニューと器具の確認を済ませ、足りないものを買い出しリストに追加します。前日にクッキーやマフィンなどの焼き菓子を作り、テーブルクロスやカップなどのセッティングも済ませておくと当日が楽です。当日は開始1時間前にフルーツのカットや生クリームの泡立てなど仕上げの準備を行い、30分前にお湯を沸かしてドリッパーとカップを温めておきます。このチェックリストを友人と共有して「コーヒーは自分、スイーツはお願い」と分担すると準備の負担が減り、当日をゆったり楽しめます。
「コーヒーは自分、スイーツはお願い」とリストを共有して分担。準備の段階から楽しめます。
ドリッパー・ケトル・ミルなど、コーヒー器具の選び方も整理されています。
テーブルウェアやBGMなど、カフェの雰囲気を作るアイテムもリストアップ。