会社員として働きながら副業を始めたいと思っても、何から手をつければいいのか分からないという方は少なくありません。就業規則の確認、税務手続き、作業環境の整備、案件獲得の準備など、やるべきことは多岐にわたります。準備不足のまま見切り発車すると、本業とのトラブルや確定申告時の混乱につながるリスクがあります。
副業の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になります(給与所得者の場合)。また、継続的に収入を得る場合は開業届の提出を検討しましょう。開業届を出すと青色申告が利用でき、最大65万円の特別控除を受けられます。一方、年間所得が20万円以下でも住民税の申告は必要です。副業の形態によって「事業所得」か「雑所得」かの区分が変わり、税務上の扱いが異なるため、国税庁の公式サイトや税務署に確認することをおすすめします。
List Withでチェックリストを作成すれば、副業仲間と準備状況を共有したり、夫婦で副業の方針を話し合う際の確認リストとしても活用できます。一つずつチェックを入れながら、着実に副業スタートへの準備を進めましょう。
副業タイプを選んで準備項目を確認
就業規則の副業規定を確認
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副業禁止・届出制・許可制など会社ごとに異なる。違反するとトラブルの原因に
会社への副業届出
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届出制の場合は所定の書式で申請。競業避止義務に抵触しないか確認
本業との時間配分を計画
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平日の可処分時間と休日の稼働可能時間を洗い出す。睡眠時間の確保が最優先
週10〜15時間が副業の目安。無理のない範囲で始める
体調管理の方針を決める
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副業で本業のパフォーマンスが低下すると本末転倒。定期的な見直し日を設定
確定申告の要否を確認
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給与所得者は副業所得が年間20万円超で確定申告が必要。20万円以下でも住民税の申告は必要
最新の基準は国税庁の公式サイトで確認してください
開業届の提出を検討
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継続的に収入を得る場合は提出を検討。青色申告で最大65万円の特別控除が可能
事業所得と雑所得の区分は実態で判断。帳簿の備付け等が求められるため税務署に相談を
青色申告承認申請書の提出
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開業届と同時に提出するのが効率的。提出期限は開業から2か月以内
青色申告には複式簿記が必要。会計ソフトを使えば負担を軽減できる
住民税の徴収方法を確認
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確定申告時に住民税を「普通徴収(自分で納付)」にすれば会社の給与明細に影響しない
自治体によっては普通徴収を選択できない場合あり。お住まいの市区町村にご確認ください
副業用の銀行口座を開設
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本業の給与口座と分けることで収支管理と確定申告が楽になる
会計ソフト・帳簿の準備
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freee・マネーフォワード・弥生など。確定申告と日々の経費管理に
無料プランでも副業レベルなら十分な場合が多い
経費の記録ルールを決める
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通信費・備品費・交通費など副業に関する支出を記録する習慣をつける
レシートや領収書はスキャンして保存。電子帳簿保存法への対応も確認
請求書テンプレートの準備
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クライアントワークでは請求書が必要。屋号・口座情報・消費税の扱いを記載
副業用のPC・作業端末
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本業の社用PCは副業に使用不可の場合が多い。私物PCまたは新規購入を検討
安定したインターネット回線
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Web会議やファイル送受信に安定した回線が必須。モバイルWi-Fiは予備に
作業スペースの確保
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集中して作業できるスペースを確保。カフェ・コワーキングも選択肢
コミュニケーションツールの準備
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Slack・Chatwork・Zoomなどクライアントが使うツールに対応
クラウドソーシングサイトへの登録
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ランサーズ・クラウドワークス・ココナラなど。複数登録で案件を比較
ポートフォリオ・実績の整理
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過去の制作物や実績をまとめて提案力を高める
守秘義務のある案件は許可を得てから掲載
プロフィール・自己紹介文の作成
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スキル・経験・対応可能な業務を簡潔にまとめる。顔写真があると信頼度アップ
単価・料金設定のリサーチ
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相場を把握して適正な価格を設定。安すぎると消耗、高すぎると受注できない
クラウドソーシングの相場と直請けの相場を両方調べる
SNS・情報発信アカウントの開設
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X・Instagram・YouTube・ブログなど、副業の種類に合った発信チャネルを準備
現在のスキルの棚卸し
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本業で培ったスキルのうち副業に活かせるものを洗い出す
学習計画の作成
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足りないスキルを特定し、Udemy・書籍・YouTube等で補強する計画を立てる
サンプル・テスト作品の作成
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実案件の前に練習作品を作り、品質とスピードを確認
スキル販売型(Web制作・ライティング等)か物販・コンテンツ型かを選びます
副業タイプに合わせた準備チェックリストを確認します
「このリストで副業準備を始める」ボタンでマイリストを作成します
完了した項目にチェックを入れながら、副業スタートに向けて準備しましょう
法律上、会社員の副業は原則自由です(公務員は制限あり)。ただし就業規則で副業を禁止・制限している企業もあるため、まず就業規則を確認しましょう。届出制の場合は所定の手続きを行い、競業避止義務に抵触しないかも確認してください。
法律上は事業を開始したら1か月以内に開業届を出す義務がありますが、少額の副業では未提出でも罰則はありません。ただし、継続的に収入を得る場合は提出することで青色申告(最大65万円控除)が利用可能になります。年間所得が20万円を超えそうなら、早めに提出を検討しましょう。
給与所得者の場合、副業の所得(収入−経費)が年間20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は別途必要な点に注意してください。なお、基準や手続きは変更される可能性があるため、最新情報は国税庁の公式サイトでご確認ください。
確定申告時に住民税を「普通徴収(自分で納付)」に設定すると、副業分の住民税が会社の給与天引きに反映されません。ただし、自治体によっては普通徴収を選べない場合もあります。また、SNSでの発信や同僚への口頭報告から発覚するケースもあるため、情報管理にも注意が必要です。
初めは週5〜10時間程度からスタートするのがおすすめです。平日の夜1〜2時間、休日に3〜4時間が現実的な目安です。本業のパフォーマンス低下や体調不良を感じたら、すぐにペースを見直しましょう。睡眠時間を削るのは長続きしません。
本業のスキルを活かせるものが成功しやすいです。Webライティング、データ入力、デザイン、プログラミングなどのスキル販売型は初期投資が少なく始められます。物販ならメルカリでの不用品販売から始めて、仕入れ・販売の流れを掴むのが効果的です。
スキル販売型と物販・コンテンツ型で異なる準備項目を切り替え表示。自分の副業スタイルに合った準備だけを確認できます。
開業届の判断基準、確定申告の要否、住民税の徴収方法など、会社員の副業で見落としがちな税務手続きもカバー。
リストを共有して副業仲間と進捗を確認し合ったり、パートナーと副業の準備方針を話し合う際のチェックリストとして活用できます。