内視鏡検査が初めての方はもちろん、久しぶりに受ける方も「当日は何を持っていけばいいのか」と不安を感じるものです。胃カメラ(上部消化管内視鏡)と大腸カメラ(下部消化管内視鏡)では、前日からの準備内容や当日の持ち物が大きく異なります。日本消化器内視鏡学会のガイドラインでも、検査前の食事制限と服薬管理が検査精度を大きく左右するとされており、事前準備の抜け漏れは検査延期の原因にもなります。
胃カメラは検査前日21時以降の絶食が基本で、水・お茶は検査2〜3時間前までなら可能な場合が多いです。喉の麻酔後は30分〜1時間ほど飲食ができず、唾液を飲み込みにくくなるため、ハンカチやタオルが役立ちます。検査自体は5〜10分程度ですが、受付・問診・前処置を含めると1〜2時間が目安です。大腸カメラでは前日から低残渣の検査食へ切り替え、当日朝から約2リットルの腸管洗浄液(モビプレップ・ニフレック等)を2時間ほどかけて服用します。排便が透明な黄色い液体になれば準備完了の目安です。検査時間は15〜30分程度ですが、下剤服用開始から帰宅まで半日かかる場合もあります。
特に注意したいのが服薬と鎮静剤の扱いです。抗血栓薬(ワーファリン・DOAC等)を服用している方は、生検やポリープ切除の可否に関わるため事前に主治医への相談が必須です。鎮静剤(セデーション)を使用する場合、当日は車・バイク・自転車の運転ができず、重要な判断を要する業務も避けるよう厚生労働省の関連ガイドラインで注意喚起されています。帰りの交通手段や付添人の手配を前日までに済ませておきましょう。費用は保険適用(3割負担)の場合、胃カメラで4,000〜6,000円、大腸カメラで7,000〜10,000円が目安ですが、生検やポリープ切除を行うと20,000〜30,000円程度まで増えることがあります。
準備品が検査の種類ごとに細かく異なる分、紙のメモではなくスマホで手元に表示できるチェックリストにしておくと、前日の食事制限から当日の持ち物確認までを一画面で追えて安心です。
性別
検査の種類を選択して持ち物を確認
保険証と検査同意書は必須。お薬手帳も忘れずに持参しましょう
健康保険証
1
診察券
1
検査同意書
1
事前に記入・署名して当日持参が必要
お薬手帳
1
服用中の薬(特に血液サラサラの薬)を医師に伝えるために必要
前回の検査結果
1
過去の内視鏡画像や生検結果と比較することで、病変の変化や経過観察のポイントを医師が正確に判断できる
他院で受けた場合は画像CD-ROMや報告書のコピーを持参
紹介状
1
かかりつけ医からの診療情報提供書があれば服薬歴や既往歴が正確に伝わり、選定療養費(特別料金)の加算も避けられる
大学病院・総合病院を受診する場合は特に重要
胃カメラは前日21時以降の絶食、大腸カメラは検査食への切替と下剤服用が必要です
前日の食事制限メモ
1
食事制限の内容を確認するために病院の案内を手元に
付添人の確認(鎮静剤使用時)
1
鎮静剤を使用すると検査後に車の運転ができないため、帰りの手段を確保
着替えやすい服装と待ち時間対策のグッズを用意。鎮静剤使用時は帰りの交通手段も確認
着替えやすい服装
1
検査着に着替えるため、脱ぎ着しやすい服で来院
タオル
1枚
マスク
2枚
現金
1
検査費用の支払いに。クレジットカード非対応の場合に備えて
スマートフォン
1
スマホ充電器
1
大腸カメラは下剤服用から帰宅まで半日かかることがあり、待ち時間の動画視聴や帰りの交通検索でバッテリーを消耗しやすい
モバイルバッテリーがあるとコンセントを探さずに済む
ハンカチ(よだれ対策)
1
胃カメラ検査中・検査後に唾液が出やすくなるため
検査後は消化に良い食事を。鎮静剤使用後は車の運転ができないため、付添いを手配しましょう
飴・のど飴
1
検査後、喉の違和感を和らげるのに役立つ
軽食・飲み物
1
検査後しばらくしてから食事可能。おにぎりやゼリー飲料が便利
帰りの交通手段の確認
1
鎮静剤使用時は車・自転車の運転不可。公共交通機関かタクシーを利用
喉の麻酔後の飴・ガム
1
喉の麻酔が切れるまでの不快感を紛らわせるのに便利
胃カメラの場合:
大腸カメラの場合:
共通:
胃カメラ:
大腸カメラ:
※検査後に発熱・強い腹痛・大量の出血がある場合は速やかに検査を受けた医療機関に連絡してください。
胃カメラ(上部消化管内視鏡)か大腸カメラ(下部消化管内視鏡)かを選択すると、検査ごとに異なる準備品が自動で切り替わります
男性・女性を選択すると、性別に応じた持ち物(生理用品など)が追加表示されます
書類・検査前準備・当日の持ち物・検査後の備えの4カテゴリに分かれたチェックリストを確認。鎮静剤使用時の注意点も含まれています
リストを作成すれば、検査前日の食事制限から当日の持ち物まで、スマホで手元にチェックリストを表示して準備の進捗を管理できます
一般的に検査前日の夕食は21時までに消化の良いものを食べ、それ以降は絶食です。おかゆ・うどん・白身魚などを選び、脂っこい食品や繊維質の多い野菜(ごぼう・きのこ等)、種のある果物(キウイ・いちご等)は胃内に残りやすいため避けましょう。当日朝も絶食で、水やお茶(糖分なし)は検査2〜3時間前まで少量なら可能な場合が多いです。牛乳・ジュース・飴・ガムは不可です。食事制限の詳細は病院ごとに指示が異なるため、渡された案内書の指示を必ず確認してください。
鎮静剤を使用すると検査後数時間はぼんやりした状態が続くため、当日は車・バイク・自転車の運転ができません。公共交通機関を利用するか、付添人に迎えに来てもらいましょう。また、重要な判断を伴う仕事や契約なども避けてください。
一般的なモビプレップの場合、検査当日の朝から約2リットルの洗浄液を2時間ほどかけてゆっくり飲みます。一気に飲むと吐き気が出ることがあるので、コップ1杯を10〜15分かけて飲むのがコツです。排便が透明になれば腸内の準備は完了です。
保険適用(3割負担)の場合、胃カメラは約4,000〜6,000円、大腸カメラは約7,000〜10,000円が目安です(診察料・薬剤費込み)。ポリープ切除を行った場合は追加費用がかかり、約20,000〜30,000円になることもあります。鎮静剤使用や組織検査(生検)でも追加費用が発生します。使用する薬剤や追加検査により異なりますので、事前に医療機関にご確認ください。
検査着に着替えるため、脱ぎ着しやすい服装で来院しましょう。ワンピースよりも上下分かれた服が便利で、大腸カメラの場合はお腹周りがゆったりしたパンツがおすすめです。ネックレス・ピアス・ヘアピンなどの金属類やマニキュアはパルスオキシメーター測定や内視鏡機器の干渉を避けるため外す必要があります。また、ストッキングも脱ぐ必要があるため靴下の着用が便利です。濃い化粧やコンタクトレンズも鎮静剤使用時は外すよう指示される場合があります。最終的な指示は医療機関の案内に従ってください。
血液をサラサラにする薬(ワーファリン・DOAC・抗血小板薬等)は、生検やポリープ切除を行う可能性があるため事前に主治医・検査担当医への申告が必須です。服用の継続・中止は医師の指示に従い、自己判断で中止しないでください。糖尿病の薬(インスリンや経口薬)も絶食に伴い調整が必要です。高血圧の薬は少量の水で内服OKの場合が多いですが、これも事前確認が必要です。お薬手帳を必ず持参し、サプリメント・漢方薬・市販薬も含めてすべて伝えましょう。詳細は厚生労働省・日本消化器内視鏡学会の抗血栓薬ガイドラインに準拠した各医療機関の指示に従ってください。
胃カメラの検査自体は5〜10分程度、大腸カメラは15〜30分程度が一般的です。ただし、受付・問診・前処置(喉の麻酔や下剤服用)・検査後の安静時間を含めると、胃カメラで1〜2時間、大腸カメラで3〜5時間ほどかかります。鎮静剤を使用した場合は、覚醒するまでさらに30分〜1時間の安静が必要です。当日は半日程度の余裕を持ってスケジュールを組みましょう。
多くの医療機関では鎮静剤の使用を選択できます。鎮静剤を使うとウトウトした状態で検査を受けられるため、苦痛が大幅に軽減されます。特に嘔吐反射が強い方や内視鏡検査が初めての方にはおすすめです。ただし、鎮静剤使用後は当日中の車・バイク・自転車の運転ができず、付添人の手配や公共交通機関の利用が必要になります。費用も追加で1,000〜3,000円程度かかる場合があります。希望する場合は予約時に医療機関に確認しましょう。
胃カメラと大腸カメラを切り替えるだけで、検査の種類に応じた持ち物リストが表示されます。検査前の準備品から検査後の備えまで、性別による違いにも対応。
食事制限の確認、下剤の準備、付添人の手配など、検査前日から当日までに必要な準備をすべてリストアップ。初めての内視鏡検査でも安心です。
PCで検査準備リストを作成し、検査当日はスマホで確認。病院の待合室でも手元で持ち物をチェックできます。