年末のおせち作りは、品数が多く計画的な準備が欠かせません。おせち料理には一つひとつに意味や願いが込められています。一の重には祝い肴・口取りとして、黒豆(まめに暮らす)、数の子(子孫繁栄)、田作り(五穀豊穣)、伊達巻(学業成就)、栗きんとん(金運上昇)、紅白かまぼこ(めでたさ)などを詰めます。二の重には焼き物・酢の物として、エビの塩焼き(長寿)、ブリの照り焼き(出世)、紅白なます(平和)を。三の重には煮物として、筑前煮や昆布巻き(よろこぶ)などを詰めるのが伝統的な構成です。
「すべて手作りしなければ」と構える必要はありません。紅白かまぼこ、黒豆、栗きんとんなどは市販品の品質が高く、購入で済ませる家庭も増えています。手作りと市販品をうまく組み合わせれば、コストを抑えつつ手作りの温かみも楽しめます。3〜4人前のおせちを手作り中心で準備する場合、食材費の目安はおよそ5,000〜10,000円程度。市販の完成品おせちは10,000〜30,000円が相場なので、手作りはコスト面でもメリットがあります。
おせち作りを効率よく進めるコツは「家族で品目を分担する」こと。「黒豆と田作りはお母さん」「伊達巻と筑前煮はお父さん」「栗きんとんは子どもと一緒に」と分担すれば、大晦日までに無理なく仕上がります。12月の段取りとしては、初旬に品目と担当を決定し、中旬までに日持ちする食材や道具を買い揃え、28〜30日に集中して調理、31日に重箱へ詰めるという流れが理想的です。日持ちするもの(黒豆、田作り、なます)から順に作り始めるのもポイントです。
このチェックリストでは、おせちに必要な食材・調味料・道具を品目ごとに整理しています。リストを家族で共有すれば、買い出しも分担でき、「あの食材を買い忘れた!」という年末の悲劇を防げます。初めてのおせち作りでも、リストに沿って進めれば安心です。
規模を選んで必要な食材を確認
一の重に詰める縁起物。黒豆・数の子・田作りの祝い肴三種と伊達巻・栗きんとんなどの口取り
黒豆
1
「まめに暮らせるように」の願いを込めた定番
数の子
1
子孫繁栄を願う縁起物。塩抜きに時間がかかるので早めに準備
田作り(ごまめ)
1
五穀豊穣を願う。カタクチイワシを炒って甘辛く味付け
伊達巻の材料(はんぺん・卵)
1
学業成就の象徴。巻きすも用意する
栗きんとんの材料(さつまいも・栗の甘露煮)
1
金運上昇の願いを込めた甘い一品
紅白かまぼこ
1
紅白でめでたさを表す。市販品でOK
二の重・三の重の主役。エビやブリの焼き物、筑前煮やたたきごぼうなどの煮物
エビ(有頭エビ)
1
長寿の象徴。腰が曲がるまで長生きするように
ブリの切り身
1
出世魚で縁起物。照り焼きが定番
筑前煮の材料(鶏肉・根菜類)
1
れんこん・里芋・にんじん・こんにゃく・ごぼう・鶏肉
たたきごぼうの材料
1
地に根を張り安定を願う縁起物。品数に余裕があれば加えたい一品
地に根を張る縁起物
箸休めと彩りの酢の物。紅白なますや昆布巻きなど日持ちする品目
紅白なますの材料(大根・にんじん)
1
紅白の水引を模した酢の物
酢(千鳥酢・米酢)
1
昆布巻きの材料
1
「よろこぶ」の語呂合わせ
おせち調理に欠かせない基本調味料。醤油・みりん・料理酒・砂糖・だしを事前に確認
醤油
1
みりん
1
料理酒
1
砂糖
1
だし(かつお・昆布)
1
重箱・巻きす・保存容器など、おせちの調理と盛り付けに必要な道具類
重箱
1
おせちを詰める重箱。なければタッパーでも可
巻きす
1
伊達巻を巻くのに使う
保存容器
5個
作り置きした品目の保存に
クッキングシート・アルミホイル
1
飾り(南天の葉・仕切り)
1
重箱の見栄えを格上げする飾り。なくても味に影響はないので余裕があれば
重箱に詰めるときの彩りと仕切りに
作るおせちの品目をチェックします
リストを共有して品目ごとの担当を決めます
食材リストを見ながら分担して買い出しへ
日持ちするものから順に、チェックしながら調理します
12月初旬に品目と担当を決め、中旬までに日持ちする食材や道具を買い揃えます。28〜29日に鮮魚・肉類の買い出し、29〜30日に日持ちするもの(黒豆・田作り・なます)から調理開始、31日に仕上げて重箱に詰めるのが一般的な流れです。黒豆は一晩水に浸ける工程があるので、28日の夜に仕込みを始めましょう。
紅白なます(大根とにんじんを酢で和えるだけ)、田作り(ごまめを炒って醤油・砂糖で絡める)、栗きんとん(さつまいもを裏ごしして栗の甘露煮と混ぜる)は比較的簡単に作れます。紅白かまぼこや黒豆は市販品の品質が高いので、購入で済ませて手作り品と組み合わせるのがおすすめです。まずは3〜5品から始めましょう。
冷蔵保存で3〜4日が目安です。酢の物(紅白なます)や甘露煮は比較的日持ちしますが、煮物や焼き物は2日以内に食べるのが安全です。黒豆は煮汁に浸けたまま冷蔵で5日ほど持ちます。作った日付をメモし、傷みやすいものから先に食べましょう。重箱は涼しい場所(10℃以下)で保管してください。
一の重に祝い肴・口取り(黒豆・数の子・田作り・伊達巻・栗きんとん)、二の重に焼き物・酢の物(エビ・ブリ・紅白なます)、三の重に煮物(筑前煮・昆布巻き)が基本構成です。仕切りやバラン・南天の葉を使って品目ごとに区切ると、味移りを防ぎつつ彩りよく仕上がります。隙間にはクリ・ゆずの皮・銀杏を添えると華やかです。
3〜4人前を手作り中心で準備する場合、食材費は5,000〜10,000円が目安です。市販の完成品おせちは10,000〜30,000円が相場なので、手作りはコスト面で大幅に有利です。紅白かまぼこや黒豆など一部を市販品にすれば手間も省けます。重箱を持っていない場合は100円ショップの使い捨て重箱でも十分見栄えがします。
十分両立できます。おせちは29〜30日に日持ちするものから順に作り始め、31日は仕上げと重箱詰めのみにすれば、年越しそばの準備に余裕が持てます。そばつゆは30日に作っておけば味がなじんで美味しくなります。List Withでおせちと年越しそばの食材を一つのリストにまとめれば、買い出しも効率的です。
おせちの品目ごとに担当を決めて並行調理。リストを共有すれば誰が何を担当するか一目瞭然です。
食材リストを共有すれば、スーパーでの買い出しも分担OK。年末の混雑する買い物を効率化できます。
コンパクト・標準・大人数から選べるので、必要な分量が変わっても対応できます。