スマートフォンやPCの中も、定期的な整理が必要です。平均的なスマホユーザーは約80個のアプリをインストールしていますが、日常的に使うのはそのうち30個程度。残りの50個が数GBのストレージを無駄に消費しています。写真フォルダには何千枚もの写真が溜まり、メールの受信箱は未読メールだらけ…。デジタル断捨離で、デバイスの動作を軽くし、必要な情報にすぐアクセスできる環境を取り戻しましょう。
デジタル断捨離のポイントは「削除」「整理」「バックアップ」の3ステップです。まず使っていないアプリやファイルを削除し(アプリ整理で約30分、写真整理で約1時間が目安)、次に残すものをフォルダやアルバムに整理し、最後に大切なデータをクラウドや外付けドライブにバックアップします。不要アプリの削除だけで2〜5GBの空き容量を確保できるケースも多く、重複写真や不要な動画の整理でさらに数GB〜数十GBの節約が期待できます。
セキュリティ面でも、使っていないアカウントの放置は情報漏洩のリスクを高めます。パスワードの使い回しをやめ、二段階認証を設定し、不要なアカウントを削除することで、個人情報を守る効果があります。パスワードの見直しやSNSアカウントの整理もこの機会にまとめて行いましょう。カテゴリごとに分けて取り組めば、一度に全部やらなくても週末の空き時間で少しずつ進められます。
デバイスを選んで整理項目を確認
最もストレージ回復効果が高いカテゴリ。使用頻度の低いアプリから削除し、30分あれば完了します
使っていないアプリの削除
1
3ヶ月以上使っていないアプリは削除候補
iPhoneは「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で最終使用日を確認。Androidは「設定」→「アプリ」で確認できます
残すアプリのアップデート
1
古いバージョンはセキュリティリスクに
アプリのキャッシュ削除
1
キャッシュが溜まるとストレージを圧迫
容量の大部分を占める写真・動画の整理。重複削除だけで数GBの空きが出ることも
重複写真の削除
1
同じ写真が複数枚保存されていることが多い
iPhoneは「重複項目」アルバムで自動検出。Androidは「Files by Google」アプリの重複ファイル検出機能が便利
ピンボケ・不要な写真の削除
1
撮り直した元の失敗写真が残りがち
写真のアルバム・フォルダ整理
1
イベントや日付でフォルダ分けすると探しやすい
不要な動画ファイルの削除
1
動画は容量が大きいため整理の効果大
大切な写真・動画のバックアップ
1
クラウドや外付けドライブに保存
ダウンロードフォルダやデスクトップに溜まった不要ファイルを整理し、作業効率を改善
ダウンロードフォルダの整理
1
不要なファイルが溜まりやすい場所
クラウドストレージの整理
1
Google Drive・iCloud・Dropbox等の不要ファイルを削除
ゴミ箱を空にする
1
ゴミ箱のファイルもストレージを消費している
放置アカウントやパスワードの使い回しを見直し、個人情報を守るセキュリティ対策
パスワードの見直し・変更
1
同じパスワードの使い回しはセキュリティリスク
パスワード管理アプリの利用がおすすめ
使っていないアカウントの削除
1
放置アカウントは情報漏洩のリスク
二段階認証の設定確認
1
重要なアカウントには二段階認証を設定
Google Authenticator・Microsoft Authenticatorなどの認証アプリを使用。SMS認証より安全です
SNSのプライバシー設定確認
1
公開範囲や位置情報の設定を見直し
Instagram・X・Facebookの「プライバシー設定」で投稿の公開範囲、位置情報の共有、タグ付け許可を確認
不要な通知やメルマガを整理して、本当に必要な情報だけ届く環境に
不要なメルマガの配信解除
1
読まないメルマガが受信箱を埋めている
アプリの通知設定の見直し
1
不要な通知をオフにしてストレス軽減
連絡先の整理
1
重複や古い連絡先を削除・統合
スマホとPC両方やる場合は、まずスマホから始めるのがおすすめです
デバイスの設定からストレージ使用量をチェックし、容量を多く占めているカテゴリを把握します
「このリストでデジタル断捨離を始める」ボタンでリストを作成します
アプリ→写真→ファイル→セキュリティの順に進め、完了した項目にチェックを入れましょう
最も効果が大きいのは写真・動画の整理です。スマホの容量の大部分を占めていることが多く、重複写真やピンボケ写真を削除するだけで数GB〜数十GBの空き容量が増えます。iPhoneなら「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」、Androidなら「設定」→「ストレージ」で容量を多く消費しているアプリや写真を確認できます。次に不要なアプリの削除に進むと効率的です。
Google フォト(無料で15GB)、iCloud(無料で5GB)、Amazon Photos(プライム会員なら写真無制限)などのクラウドサービスが手軽です。大切な写真は外付けHDDやSSDにもバックアップしておくと安心です。データを3つ作り、2種類以上の媒体に保存し、1つは別の場所に置く「3-2-1バックアップルール」が理想的です。
メールの受信箱で「会員登録」「ようこそ」「アカウント作成」などで検索すると、過去に登録したサービスが見つかります。1PasswordやBitwardenなどのパスワード管理アプリに保存されたアカウント一覧を確認するのも効果的です。Googleアカウントの場合は「セキュリティ」→「サードパーティアプリのアクセス」で連携済みサービスを確認・解除できます。
1Password、Bitwarden、Dashlaneなどの信頼できるパスワード管理アプリは、パスワードの使い回しよりはるかに安全です。マスターパスワード1つで全てのパスワードを管理でき、各サービスに異なる強力なパスワード(20文字以上のランダム文字列)を自動生成・入力できます。無料で使えるBitwardenから始めるのがおすすめです。
写真の整理や不要アプリの削除は月に1回(所要時間:約30分〜1時間)、パスワードの見直しやアカウント整理は半年に1回(所要時間:約1〜2時間)が目安です。年末の大掃除や季節の変わり目にデジタル断捨離も一緒に行うと習慣化しやすくなります。スマホの「ストレージ使用状況」を月1回チェックする癖をつけると、大きな整理が不要になります。
Google Driveは無料で15GB、月額250円で100GBに拡張可能。iCloudは無料で5GB、月額130円で50GB。Dropboxは無料で2GB、月額1,500円で2TB。写真や動画が多い場合は有料プランがおすすめですが、まずは不要ファイルの削除で無料枠を有効活用しましょう。複数サービスの無料枠を使い分ける方法もあります。
まず「設定」→「ストレージ」で空き容量を確認し、最低でも全体の10%以上の空きを確保しましょう。アプリのキャッシュ削除(Androidは「設定」→「アプリ」→各アプリの「ストレージ」→「キャッシュを削除」)、不要アプリの削除、ブラウザのタブを閉じる、端末の再起動が基本的な対処です。これらで改善しない場合はOSのアップデートも確認してください。
スマホとPCで異なる整理項目を切り替え表示。それぞれに最適な断捨離手順をカバー。
アプリ・写真・ファイル・セキュリティなど、カテゴリ別に整理を進められます。
一度に全部やらなくてOK。チェックリストで進捗を管理しながら少しずつ断捨離。