コストコは会員制の倉庫型店舗で、天井まで積まれた大容量パックの中から必要なものを選び出す買い物になります。1回の会計が2〜3万円になることも珍しくなく、売り場面積も一般的なスーパーの数倍。そして厄介なことに、コストコは持ち物をひとつ忘れるだけで買い物が成立しない構造になっています。会員証がなければ入店できず、レジ袋の配布がないので大量の商品を持ち帰れず、店舗によってはカートがコイン式で100円玉がないと使えません。
まず押さえておきたいのが会員証と支払い方法です。年会費はゴールドスターが5,280円(税込)、エグゼクティブ・ゴールドスターが10,560円(税込)で、エグゼクティブには年間購入額の2%がリワードとして還元されます。年会費は改定されることがあるので、入会前に公式サイトで最新額を確認してください。同居家族1名分の家族カードは無料で発行できます。支払いに使えるクレジットカードはMastercardブランドのみで、VISA・JCB・AMEXは利用できません。現金とコストコプリペイドカードも使えるので、Mastercardを持っていない場合は現金を多めに用意しておきます。
次に見落としがちなのが持ち帰りの装備です。レジ袋は販売も配布もされないため、40L以上の大型保冷バッグとマチの広いエコバッグを3〜4枚は用意しておきたいところ。冷凍食品や生鮮品を買うなら保冷剤も2〜3個必要です。空き段ボールを譲ってもらえる店舗もありますが数に限りがあります。車で行くなら、直径40cmの冷凍ピザや30ロール入りのトイレットペーパーが積めるだけのトランクの空きを確保しておくこと。買った袋が車内で倒れないよう、荷崩れ防止のレジャーシートや滑り止めマットがあると帰り道が楽になります。
混雑を避けるなら平日の午前中か開店直後が狙い目です。週末は11〜15時が最も混み合い、レジ待ちだけで30分近くかかることもあります。店内は日用品・食品・冷凍/生鮮の順に回ると、冷蔵が必要な商品をカートに入れている時間が短くて済みます。買い物前に冷凍庫とパントリーの空き容量を確認しておくのも忘れずに。大容量パックは「買ったとき」ではなく「小分けにして使い切ったとき」に元が取れるので、帰宅後30分の仕分け作業までを買い物の一部と考えておくと失敗が減ります。
持ち物と買うものが混在するのがコストコの買い物の特徴です。会員証や保冷バッグのような「忘れたら詰むもの」と、ロティサリーチキンやディナーロールのような「今回買うもの」を1枚のチェックリストにまとめておけば、出発前と店内の両方で同じリストを見返せます。
大人
子ども
利用シーンと人数を選んでチェックリストを確認
これが欠けると買い物そのものが成立しないもの。出発前に玄関で最後にもう一度チェックしたい最優先グループ
コストコ会員証(メンバーシップカード)
1
忘れると入店できない最重要アイテム。コストコアプリのデジタル会員証でも入店できるので、カードを持ち歩かない人はアプリにログインできる状態か出発前に確認しておく
家族カードを持つ同居家族が同伴すれば、忘れた側も一緒に入店できる
身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード等)
1
当日その場で入会する場合、現住所が確認できる本人確認書類がないと会員登録の手続きができない
入会手続きはカウンターで10〜15分ほど。混雑時はさらに待つので開店直後が楽
家族カード用の同居家族の本人確認書類
1
家族カードは同居家族1名まで無料で発行できるが、同居が確認できる本人確認書類が必要。入会と同時に作るなら当日持参する
Mastercard・現金
2
使えるクレジットカードはMastercardブランドのみ。VISA・JCB・AMEXは利用できないので、持っていない場合は現金かコストコプリペイドカードを用意する
1回の会計は2〜3万円が目安。現金払いなら多めに
スマートフォン
2
デジタル会員証の提示と買い物リストの確認に使う。100gあたりの単価を計算するときの電卓代わりにもなる
100円玉(カート用)
1枚
入口のカートがコイン式ロックの店舗では、100円玉がないとカートを取り出せない(返却時に戻る)
一部店舗はコイン不要。初めて行く店舗なら念のため用意しておく
歩きやすい靴
3
売り場が広く、大容量パックを積んだカートは相当な重さになる。サンダルやヒールだと1周する前に疲れる
冷蔵庫・冷凍庫の中の写真
1
初めてだと大容量パックの実寸が想像できない。出発前に庫内を撮っておくと、売り場で「これは入らない」と即断できる
買えたのに持って帰れない、を防ぐための装備。購入量と移動手段(車か否か)で必要な数が変わる
大型エコバッグ・マイバッグ
4個
レジ袋は販売も配布もされない。大容量商品がそのまま入る、マチの広いタイプを選ぶ
空き段ボールを譲ってもらえる店舗もあるが、数に限りがあるので当てにしない
大型保冷バッグ・クーラーボックス
1
冷凍食品と生鮮品の持ち帰りに必須。コストコの商品サイズを考えると40L以上が目安。折りたためるタイプなら車のトランクに常備できる
保冷剤
4個
夏場は自宅までの30分で溶ける。大きめのものを前日から凍らせておく
レジャーシート・滑り止めマット
1
大容量パックは車内で倒れやすい。トランクに敷いておくと荷崩れと汚れをまとめて防げる
折りたたみキャリーカート
1
車以外で行く場合の生命線。コストコは1点あたりが重いので、耐荷重20kg以上のタイプを選ぶ
電車やバスで行くなら、購入量を最初から絞る前提で計画する
軍手・滑り止め付き手袋
1
飲料ケースや冷凍品の箱は角が硬く、素手だと車への積み下ろしで手が痛くなる
大容量パックを使い切るための後工程で使う道具。店に行く前に家にあるか確認しておくグループ
ジップロック・保存袋
1
約2kgの精肉やパン類は、1回分ずつ小分け冷凍しないと使い切れない。Lサイズを多めに用意する
帰宅後すぐに仕分けできるよう、買い物に行く前に補充しておく
密閉保存容器
1
ロティサリーチキンやカット済みフルーツは、袋のままだと冷蔵庫で乾く。棚に収まるサイズを事前に確認しておく
ラップ・アルミホイル
1
ディナーロールは1個ずつラップしてから冷凍すると、解凍後もパサつかない
油性ペン・ラベルシール
1
小分け袋に購入日と中身を書いておかないと、数週間後の冷凍庫で何がどれか分からなくなる
初回でも外しにくいコストコの看板商品。すべて任意なので、今回買うものだけをチェックして使う
ロティサリーチキン
1
1羽まるごと約800円台のコスパ最強デリ。そのまま・サラダ・サンドイッチ・スープとアレンジが利き、余った骨はスープの出汁に使える
大きいので保存容器か大きめのジップロックが必要
ディナーロール
1
36個入りで約500円、1個あたり約14円。ラップして冷凍しておけば朝食やおやつに回せる
飲料水(カークランド等)
1
カークランドの水は40本入りで約700円。1本あたり約18円でペットボトル水の中でも最安クラス
1ケースが重いので、カートの一番下に載せて最後にレジへ回す
フルーツ(ベリー・バナナ等)
1
ブルーベリーやラズベリーはスーパーの半額以下。食べきれない分は冷凍してスムージーやヨーグルトに回せる
精肉(プルコギビーフ・さくらどり等)
1
プルコギビーフは味付き済みで約2kg入り。小分け冷凍しておけば平日の時短おかずになる
チーズ(シュレッドチーズ等)
1
シュレッドチーズは1kg入りでスーパーの半額程度。小分け冷凍すればピザやグラタンに使い回せる
数ヶ月分をまとめて確保できる消耗品。単価は安いが体積が大きいので、収納と積載から逆算して選ぶ
トイレットペーパー
1
カークランドのトイレットペーパーは30ロール入り。1ロールあたりの単価がドラッグストアより割安
かさばるので、車のトランクは食品より先にこれの置き場所を決めておく
キッチンペーパー
1
カークランドのキッチンペーパーは12ロール入りの大容量。厚手で丈夫なので拭き掃除にも使える
洗濯洗剤・オキシクリーン
1
海外ブランドの洗剤が大容量で格安。3〜6ヶ月分をまとめ買いできる
詰め替え先の空ボトルがあるか確認してから買う
ゴミ袋
1
カークランドのゴミ袋は200枚入りなど大容量パック。1枚あたりの単価が圧倒的に安い
自治体指定袋が必要な地域では使えないので事前に確認
食器用洗剤
1
大容量ボトルの単価が安く、消費ペースが読みやすいので買いだめの失敗が起きにくい
コストコの主力ジャンル。冷凍庫の残り容量が実質的な購入上限になるグループ
冷凍ピザ
1
直径40cmの大判ピザが約1,500円。4等分して冷凍すれば1食分約375円でランチや夕食に使える
そのままでは冷凍庫に入らないサイズ。買う前に切り分けて保存できるか考えておく
冷凍餃子
1
bibigo等の大容量パックが人気。水なしでパリッと焼けるタイプが多く、忙しい日の夕食に重宝する
冷凍フルーツ
1
ミックスベリーやマンゴーが約1.5kg入り。スムージー・ヨーグルト・お菓子作りに毎日使える
アイスクリーム
1
ハーゲンダッツのマルチパックやカークランドのバニラバーなど、1個あたりの単価がコンビニの半額以下
溶けやすいのでレジ直前にカートへ。保冷剤を多めに用意しておく
初めてモードでは入会用の本人確認書類・歩きやすい靴・冷凍庫の写真が加わり、いつもモードではメンバーズクーポン・前回のリピート品メモ・返品する商品が表示される。大人と子どもの人数を入れるとエコバッグと保冷剤の必要数も自動で変わる
ロティサリーチキンやディナーロールなど任意表示の定番品は、冷蔵庫・冷凍庫の中の写真を見ながら収まるぶんだけを有効化する。大容量の日用品は家の在庫を確認してから選ぶ
洗剤が切れそうと気づいた人がその場で追加できる。コストコは商品の入れ替わりが早いので、前回のリピート品メモも共有しておくと売り場で迷わない
コストコの店内は広く、会計後に売り場へ戻るのは現実的でない。カートに入れた商品をその場でチェックし、保冷剤を入れた大型保冷バッグ・クーラーボックスを車に積んだかもレジ前に確認しておく
絶対に外せないのは会員証・Mastercardまたは現金・大型のエコバッグ/保冷バッグの3点です。会員証がないと入店できず、レジ袋の配布もないため、この2つが欠けると買い物が成立しません。加えて、カートがコイン式の店舗では100円玉が必要です。冷凍食品や生鮮品を買う予定なら保冷剤を2〜3個、車で行くなら荷崩れ防止のシートもあると帰り道が安定します。当日その場で入会するなら、本人確認書類も忘れずに持参してください。
原則として入店できません。ただしコストコアプリのデジタル会員証を提示すれば入店できるので、カードを忘れてもアプリにログインできれば問題ありません。家族カードを持つ同居家族が同伴している場合は、その方と一緒に入店できます。どちらも用意できない場合は、カウンターで会員情報を照会して再発行(有料)という流れになり時間がかかります。出発前にアプリのログイン状態を確認しておくのが最も確実です。
Mastercardブランドのクレジットカードのみです。VISA・JCB・AMEXは利用できません。この制限はコストコ独自のもので、他のスーパーの感覚で行くとレジで支払えないことがあります。Mastercardを持っていない場合は、現金またはコストコプリペイドカードで支払えます。1回の会計が2〜3万円になることも多いので、現金払いの場合は多めに用意しておきましょう。デビットカードもMastercardブランドであれば使えます。
40L以上の大型タイプが目安です。コストコの冷凍食品は1パックが1〜2kgあり、一般的な保冷バッグだと2〜3点で満杯になります。夏場は保冷剤を2〜3個入れると自宅まで持ちます。折りたためるタイプなら車のトランクに常備しておけるので、買い物のたびに持ち出す手間がありません。冷凍ピザなど大判の商品を買う予定があるなら、縦横のサイズが入るかも確認しておいてください。
買いすぎと持ち帰りの2点です。売り場が広く商品が大きいため、カートに数点入れただけで会計が2〜3万円に届きます。まず冷凍庫とパントリーの空き容量を確認し、収まる量だけ買うと決めておきましょう。持ち帰りはレジ袋がないので、エコバッグと保冷バッグが必須です。店内は広く商品を積んだカートも重いため、歩きやすい靴で行くのが正解。試食コーナーで味を確かめてから買えるので、初回は少量ずつ試すのがおすすめです。
耐荷重20kg以上の折りたたみキャリーカートと、背負えるリュック型の保冷バッグがあると現実的になります。コストコの商品は1点が重く容積も大きいため、手持ちのエコバッグだけだと数点で限界がきます。購入量を最初から絞る前提で、かさばるトイレットペーパーや飲料ケースは避け、単価の高い精肉やチーズなど「重量あたりの得が大きいもの」に集中するのがコツです。タクシーを使う場合は、トランクに積める量を想定してから買い進めてください。
買う前に「小分けにして保存できるか」を判断基準にすることです。大容量パックは買った時点ではなく、使い切ったときに初めて元が取れます。精肉やチーズはジップロックで1回分ずつ冷凍、パン類は1個ずつラップしてから冷凍が基本。消費期限の短い生鮮品やカット済みフルーツは、家族の人数に合わせて適量にとどめましょう。小分け袋に購入日を書いておくと、冷凍庫の奥で行方不明になるのを防げます。
家族の人数や購入頻度によりますが、月1回ペースなら1回あたり2〜3万円が目安です。内訳は食品で1〜1.5万円、日用品で5,000〜1万円程度。まとめ買いで数ヶ月分を確保できる日用品は、1回の支出が大きくても月あたりで見ればコスパが良くなります。予算の上限を事前にリストへ書いておくと、売り場で判断に迷ったときの基準になり、衝動買いの抑制に効果があります。
月1〜2回、食品と日用品をまとめ買いする家庭なら十分に回収できます。トイレットペーパー・キッチンペーパー・洗剤だけでも年間5,000〜8,000円の節約が見込めるため、紙製品と洗剤だけでもおよそ1年で年会費5,280円(税込)に届き、食品のまとめ買いを含めればもっと早く回収できます。エグゼクティブ・ゴールドスター(10,560円・税込)は購入額の2%が還元されるので、差額5,280円を取り戻すには年間26万円ほど、月2万円強の利用が目安になります。年に数回しか行かないなら、家族カードで同居家族と1枚を分け合う運用のほうが現実的です。年会費は改定されることがあるため、最新額は公式サイトで確認してください。
入会手続き用の本人確認書類が要る初回と、クーポンや返品を持ち込むリピート時では準備物が違います。利用シーンを選ぶだけで表示が切り替わります。
会員証や保冷バッグなど「忘れたら詰むもの」と、ロティサリーチキンなど「今回買うもの」を同じリストで扱えます。出発前と店内で見るリストが分かれません。
洗剤が切れそうと気づいた人がその場で追加。売り場から電話で確認する手間がなくなり、重複購入も防げます。