クリスマスのお菓子作りは、ケーキのスポンジ生地、クッキーの型抜き、シュトレンの熟成と、お菓子ごとに必要な材料や道具がまったく異なります。製菓用のクーベルチュールチョコレートや粉糖、アイシングカラー、フードカラーペンなど、普段の料理では使わない材料も多く、いざ作り始めてから「あれがない!」と慌てることも。とくに12月はスーパーの製菓コーナーが混み合い、人気のデコレーション素材やクリスマス柄の型は早めに売り切れるため、計画的な準備が重要です。
スポンジケーキは薄力粉・卵・砂糖の配合を正確に量り、オーブンは170〜180℃で予熱するのが基本です。バターは必ず無塩タイプを使い、有塩バターでは塩味が出てしまいます。クッキーはバターを室温に戻してから混ぜると生地がなめらかになり、型抜きしやすくなります。シュトレンはドライフルーツをラム酒に2〜3日漬け込む工程があるため、作りたい日から逆算して1週間前には準備を始めましょう。チョコレートは製菓用のクーベルチュール(カカオバター含有量が高い)を選ぶと、テンパリングがしやすく光沢のある仕上がりになります。
初心者がやりがちな失敗は計量ミスと温度管理の不足です。製菓は料理と違い分量の正確さが仕上がりを大きく左右するため、デジタルスケールで1g単位の計量を心がけましょう。バターと卵は室温に戻してから使うのが鉄則で、冷たいまま混ぜると分離の原因になります。デコレーションではアラザンやカラースプレーだけでなく、ピック・プレート・ヒイラギなどケーキトッパーも忘れがちなアイテムです。
家族や友達とクリスマスのお菓子作りを楽しむなら、List Withでリストを共有して材料の買い出しを分担するのがおすすめです。「スポンジの材料は自分が用意、デコレーション素材はお願い」と役割を分けておけば、当日はお菓子作りに集中できます。
作るお菓子を選んで必要な材料を確認
薄力粉・砂糖・バター・卵が基本の4材料。製菓用を選ぶと仕上がりが格段に変わる
薄力粉
200g
ケーキ・クッキーの基本。製菓用の『バイオレット』や『スーパーバイオレット』が仕上がりに差が出る
グラニュー糖
150g
上白糖より溶けやすく、焼き色がきれいに仕上がる
塩
1
少量加えると甘みが引き立つ
バニラエッセンス or バニラビーンズ
1
香りの決め手。バニラビーンズは高価だが風味が格段に上
ベーキングパウダー
1
スポンジケーキにふわっとした食感を出す
バターは無塩を使用。生クリームは乳脂肪分35%が万能、45%はリッチな味わいに
無塩バター
150g
製菓には無塩が基本。有塩だと塩分で味が変わる
卵(Mサイズ)
3個
スポンジケーキは卵の泡立てが膨らみの鍵。室温に戻してから使う
生クリーム(乳脂肪35〜45%)
400ml
デコレーション用。乳脂肪35%は軽い口当たり、45%はしっかり立つ
製菓用クーベルチュールチョコを選ぶとテンパリングしやすく光沢が出る。ドライフルーツは11月から品揃えが充実
いちご
1パック
クリスマスケーキの主役。ヘタが鮮やかで粒ぞろいのものを選ぶ
クーベルチュールチョコレート
100g
ガナッシュやコーティングに。カカオ55〜70%が扱いやすい
アイシングカラー・アラザン・粉砂糖など。100円ショップでも基本的なものが揃う
粉砂糖(純粉糖)
100g
ケーキの仕上げやシュトレンの雪化粧に。溶けにくい純粉糖がおすすめ
ケーキトッパー(サンタ・ツリー・ヒイラギ)
1
ケーキ上部のクリスマス飾り。ピックタイプなら挿すだけで華やかに
アラザン・カラースプレー
1
ケーキ側面やクッキーの仕上げに。金・銀のアラザンでクリスマスらしい華やかさ
食用色素(赤・緑)
1
クリスマスカラーのクリームやアイシングに。ジェルタイプが少量で発色◎
チョコペン
1
ケーキやクッキーにメッセージやイラストを手軽に描ける
速乾タイプがおすすめ
ケーキ型は15cm丸型が4〜6人分の標準サイズ。シリコン型は取り出しやすく初心者向き
デジタルスケール
1
製菓は計量が命。1g単位で量れるものが必須
ボウル(大・中)
2個
生地の混ぜ合わせに。ステンレス製は湯せんにも使えて便利
ゴムベラ
1
生地を混ぜる・すくう基本道具。耐熱シリコン製がおすすめ
クッキングシート
1
天板や型に敷いてくっつき防止。繰り返し使えるシルパットも便利
オーブンミトン
1
やけど防止。厚手のシリコン製が安全
デコレーション型(丸型15cm or 18cm)
1
15cmは2〜4人向け、18cmは5〜8人向け。底が取れるタイプが取り出しやすい
ハンドミキサー
1
スポンジの卵泡立て・生クリームのホイップに必須。手動だと30分以上かかる
回転台(ターンテーブル)
1
ナッペ(クリーム塗り)が格段にきれいに。100均のものでも十分使える
パレットナイフ
1
クリームを均一に塗るための必須道具。L字型が初心者には使いやすい
絞り袋・口金セット
1
クリームのデコレーションに。星口金でロゼッタ絞りが華やか
ケーキクーラー(網)
1
焼き上がりの粗熱を均一に取る。なければ網付きの魚焼きグリルで代用可
OPP袋・リボン・シール・ボックスなど。プレゼント用なら早めに準備しておくと安心
ケーキ箱
1
デコレーションケーキを崩さず持ち運ぶには専用箱が安心
リボン・タイ
1
赤・緑・金のクリスマスカラーで統一感を出す
ラッピングペーパー or ワックスペーパー
1
シュトレンを包んで熟成させるのにも使う。クッキーの敷き紙にも
メッセージタグ・シール
1
手書きのメッセージを添えると手作り感とプレゼント感がアップ
ケーキ・クッキー・シュトレンからメインのお菓子を選びます
選んだお菓子に必要な材料と道具をリストで確認します
家族や友達とリストを共有し、買い出しを分担します
チェックしながら楽しくクリスマスのお菓子を手作りしましょう
卵は室温に戻し、湯せんで36〜38℃に温めながらハンドミキサーで泡立てるのがポイントです。生地を型に流したら2〜3回軽く落として気泡を抜き、170〜180℃のオーブンで25〜30分焼きます。竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がりです。
まずクッキー生地を焼いて完全に冷まします。アイシングは粉砂糖と卵白(または乾燥卵白+水)を混ぜ、縁取り用(固め)と塗りつぶし用(ゆるめ)の2種類を用意します。まず固めのアイシングで輪郭を描き、乾いたらゆるめのアイシングで中を塗りつぶすと仕上がりがきれいです。
クリスマスの2〜3週間前に焼き上げるのが理想です。ドライフルーツのラム酒漬けは焼く3日前に仕込みます。焼き上がりにたっぷりバターを塗り粉砂糖をまぶしたら、ラップで包んで冷暗所で寝かせると日ごとに味がなじみます。ドイツでは4週間前から少しずつスライスして楽しむ伝統があります。
アイシングクッキーが最もおすすめです。型抜きとデコレーションは小さな子どもでも楽しめます。クッキー生地は大人が準備し、型抜き・アイシングの色塗りを子どもに任せると安全に参加できます。ケーキのデコレーション(いちご載せ、チョコスプレーかけ)も人気です。
クーベルチュールチョコやアーモンドプードルなどの専門材料は、富澤商店やcotta、製菓材料専門の通販サイトが品揃え豊富です。クッキー型やアイシングカラーも種類が多く、12月は早めの購入がおすすめ。基本的な薄力粉・砂糖・バターはスーパーで十分です。
生クリームは8分立て(すくうと角がゆるく立つ程度)に泡立て、塗る直前まで冷蔵庫で冷やしておくのがコツです。回転台があると均一に塗れます。まず全体にクリームを厚めに塗り(下塗り)、冷蔵庫で10分冷やしてから仕上げ塗りをすると、表面がきれいに整います。
デコレーションケーキ・アイシングクッキー・シュトレンの3種類から選ぶと、必要な材料・型・道具が自動で切り替わります。
アラザン、アイシングカラー、ケーキトッパーなど、忘れがちなデコレーション素材もカテゴリ別に整理しています。
「スポンジの材料は自分、デコレーション素材はお願い」とリストを共有して買い出しを分担。当日はお菓子作りに集中できます。